健康コラム101

32／70

■「健康寿命日本一のまち」のつくりかた
医療法人社団新町クリニック産業保健統括部長　望月友美子

10年後の青梅市の未来図「第7次青梅市総合長期計画」が策定されました。8施策分野のうち健康・医療・福祉は市民の関心が最も高く、「健康寿命日本一」という明確な目標が掲げられました。健康寿命とは「日常生活に制限のない期間」と定義されていますが、自分の力で行きたいところに行ける、好きなことができる、会いたい人に会える、そんな自由な生活をイメージしてください。どうしたら健康寿命を延ばせるでしょうか。
支援や介護が必要となる原因は、循環器疾患(脳卒中と心疾患)、認知症、衰弱、骨折・転倒、関節疾患で4分の3を占めますが、多くは予防できます。〈喫煙しない・運動習慣あり・正常血圧・血糖値正常・総コレステロール値正常・過体重なし・健康的な食習慣〉の7つの生活習慣を守ることで脳卒中や心疾患が防げるだけでなく、運動習慣は単独でもその他の状態のリスクを下げることが分かっています。また高齢者は「社会的なつながり」も健康寿命の秘訣なので、近所の公園で毎朝のラジオ体操に参加してみる、ウォーキングやハイキング仲間を見つける、そんなことが手軽にできるまちづくりを一緒にしてみませんか?

問合せ：健康センター
【電話】23-2191