■紫外線による健康被害
医療法人社団新町クリニック健診担当 和田貴子
私たちは子どものうちに大量の紫外線を浴びていますが、その影響は何十年もたってから現れます。予防が特に必要なのは4月から9月頃で、正午頃に最も強くなります。紫外線による悪影響として、急性的な影響(日焼け、免疫抑制など)と慢性的な影響(シミやしわ、皮膚がんなど)がありますが、好影響としては、日光を浴びることで体内でビタミンDが合成されます。
紫外線(UV)は波長の長さにより、短い順に「UV-C」「UV-B」「UV-A」と3つに分類されます。特にUV-Bの一部は地表へ到達し、皮膚や眼に有害であり、日焼けや皮膚がんの原因となります。また、UV-AはUV-Bほど有害ではありませんが、長時間浴びた場合の健康影響が懸念されています。
最適な紫外線量には個人差がありますが正しい知識を持ち、紫外線の浴びすぎに注意しながら上手に紫外線とつきあっていくことが大切です。
◇紫外線から身体を守る対策
(1)紫外線の強い時間帯の外出を避ける
(2)日陰を利用する
(3)日傘を使う、帽子をかぶる
(4)衣類で覆う
(5)サングラスを活用する
(6)日焼け止めを上手に使う など
問合せ:健康センター
【電話】23-2191
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