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健康コラム104

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東京都青梅市

■急性内斜視をご存じですか
東青梅診療所 武信敦里

斜視と一言で言っても、種類が色々とあり、代表的なものとしては、外斜視(どちらかの眼球が外側を向いている状態、はずれ目)、内斜視(どちらかの眼球が内側を向いている状態、寄り目)があげられます。
見た目で分かる斜視もあれば、とても軽度な場合、見た目で分からず、眼科検査で分かることもあります。急に斜視になった場合、物体が2つ以上に見えるという症状が出ることが多いです。物が重なって見えた場合、大切なのは、まず片目ずつにしてみて、重なりが消えるかどうか。片目ずつでも物が重なって見える場合は、乱視のことが多いので心配はありません。片目ずつでは、大丈夫だが両目にすると重なる場合は、斜視の可能性が高いです。
斜視になる原因もさまざまあり、大人で斜視が出る場合、脳腫瘍などの脳の病気や異常、けが、高血圧や糖尿病などが原因の場合もあります。このコロナ禍(か)で、スマホやタブレットを見る機会も増え、長時間見ることによって出る内斜視も急増しています。
人間は近くを見るとき、より目にして、物を見ています。そのためその時間が長いと、遠くをみたときも、より目の状態が戻らず、物が重なって見えるというわけです。スマホやタブレットは、適切な距離で、30分見たら、遠くを見るようにするなど適切に使用することが重要です。

問合せ:健康センター
【電話】23-2191

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