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青梅市の文化遺産81「霞川」

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東京都青梅市

■霞川
市文化財保護指導員 沖 祐昭

霞川は、市の青梅丘陵・霞丘陵を源として、市中央部を東に流れ、埼玉県狭山市で入間川に合流する荒川水系の一級河川です。最上流域は成木街道の鉄道公園入口交差点付近です。そこより上流は桂川もしくは葛川とも呼ばれ、主な水源は勝沼2丁目石動神社周辺、根ヶ布1丁目北谷津(ムササビ広場)、同じく根ヶ布1丁目天寧寺本堂北側の霞ヶ池です。
霞川には、カワニナやヤマトシジミなどの貝類や、コイなどの魚類が生息し、水源はゲンジボタルの生息域となっています。また、青少年対策第八支会地区委員会が主催しているボランティア活動「霞川清掃」には毎夏多くの市民が参加しています。
戦前は、たびたび水害を引き起こしていましたが、戦後になると堤防の整備など水害対策が施され、平成18(2006)年に完成した霞川調節池をはじめとする治水工事により、調節池上流においては1時間50ミリメートルの降雨にも対応できるようになりました。
市内を流れる一級河川の一つ、多摩川に比べると霞川の規模は小さいですが、河畔に遊歩道がよく整備され市民に親しまれている河川です。

問合せ:郷土博物館
【電話】23-6859

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