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大勢待 利明市長 所信表明演説

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東京都青梅市

◆基本市政方針
・市民の誰もが、青梅の地で夢を持ち、活躍できる、活動できるまちづくり
・青梅市の行政運営をアップデート
・健全で安定的な財政運営

令和5年市議会定例会12月定例議会の初日に大勢待市長が、9代目市長として、これからの市政運営についての所信を表明しました。

私は、先日行われた、市長選挙の結果、多くの市民のご支援をいただき、市制施行以来70有余年の歴史と伝統ある青梅市の第9代の市長に就任いたしました。
青梅市は、東京という日本の中心でありながら、恵まれた自然環境の中で、市内の各地域に、先人から脈々と積み重ねられてきた貴重な歴史や文化があります。
経済では、生産性の高いものづくりや小売、飲食、サービス業、医療・福祉関連などがあり、そして、何より約13万人の“人財”を有しています。私は、この“人財”の「財」を、貴重な財産、宝として捉えています。
本市がさらに発展していくためには、この貴重な財産、宝である“人財”とともに、今一度、本市の可能性を捉え直し、その潜在能力を開花させていくことが重要であると考えております。本市に“人財”が集い、交流し、新しい何かが常に創造され、「住んでいて本当に良かった」と、市民に心から思っていただけるよう様々な政策に取り組んでまいります。そして、「東京・西多摩の雄」として、国内外の誰もが、憧れるようなまちづくりを目指し、挑戦してまいります。
青梅市長 大勢待 利明

■基本市政方針 Basic City Policy
○市民の誰もが、青梅の地で夢を持ち、活躍できる、活動できるまちづくり
経済活動・仕事の場や子育ての場であったり、文化・芸術・スポーツで自己表現をする場であったり、また、快適な日常を過ごす場であったり、本市の成長と市民の生活の質の向上が、有機的に結びつき、好循環を生み出します。

○青梅市の行政運営をアップデート
(1)人事制度を工夫し、専門職員を育成していきます。
(2)審議会・委員会等において、多くの専門家を登用します。
(3)「第7次青梅市総合長期計画」を実現するための「短期的な実施計画」を策定します。
(4)職員自らが先進自治体を訪れ、様々な事例を研究できる体制を構築します。
(5)DXを推進します。

○健全で安定的な財政運営
(1)一つひとつの事務事業について、費用対効果等の検証をします。
(2)DXによる業務効率化や事業の見直しにも取り組み、歳出を抑制します。
(3)モーターボート競走事業において、売上向上策に積極的に取り組み、収益を確保します。

■青梅市 所信表明 主な重点施策
○子育て支援
第一子からの給食費の無償化をはじめ、更なる子育てしやすいまちの実現に向け、青梅市ならではの支援を充実します。

○空き家対策
空き家をリノベーションして居住するような事例が多々あり、貴重な地域資源になる可能性があります。
空き家バンク等の仕組みを積極的に活用し、情報発信することで定住人口を確保します。

○脱炭素・カーボンニュートラル
市民・事業者・市が一体となった取り組みを推進し、「2050年のゼロカーボンシティ」の実現を進めます。
ごみ減量化に向けた取り組みの推進およびリサイクルセンターの機能強化を進めます。

○文化・芸術・スポーツ
新市民ホールの建設の他、サッカー場、野球場などのスポーツ施設、各市民センター、学校、公園など、計画的に施設再編を実施します。
こどもから高齢者まで、多くの世代の市民が集まれる居心地の良い場所を創出し、魅力あるまちづくりを進めます。

○教育
青梅の特色ある体験の機会に、一人ひとりのこどもが参加しやすい仕組みを作り、自分らしく、好きなことをトコトン学ぶことができる環境を整えます。
また、誰一人として取り残されず、自らの道を切り拓いていけるよう、生きるための基礎力をつける、青梅ならではの教育を実現します。

○産業・観光
基盤産業が引き続き、市内で事業を継続できるよう支援を行います。
商店街を支援するとともに、地域特性を活かした魅力的な個店の販売チャネルを拡大するなど、商業の活性化にもチカラを入れます。
日本版持続可能な観光ガイドラインによるロゴマークを取得した利点を活かし、インバウンド需要の確実な取り込みを図ります。
スタートアップ企業の支援を検討します。

○医療・介護予防・福祉
地域の医療機関や行政などと連携して、市民が安心して受診できる地域医療の充実に努めます。
介護予防に取り組むとともに、地域での支え合い活動を推進します。
公共施設をオシャレで居心地の良い場所にリニューアルし、子どもから高齢者まで、仲間で集まって楽しめる場所を充実し、健康づくりにつながる環境を創ります。
健康診断の受診率アップなどに努め、さらなる市民の健康づくりに取り組みます。
複雑化・複合化した福祉ニーズに対し、民生・児童委員など関係機関との連携をさらに推進し、様々な分野を横断した相談支援を行います。
支援の申請を待つのみではなく、様々なチャネルで困難に直面している市民に、行政から寄り添って支援する体制を整備します。

○都市基盤・生活インフラの整備
自宅や指定場所から目的地まで、乗り合いにより低料金となるデマンドタクシーの導入を検討します。
持続可能な地域公共交通を実現するため、地域の交通事業者と連携しながら、新たな公共交通の導入を進め、市民の移動手段の確保に取り組みます。
圏央道青梅インターチェンジ北側の物流拠点整備、青梅駅前地区市街地再開発事業に対する協力・支援を着実に行います。
都市基盤として重要なライフラインの1つである下水道施設の計画的・効率的な維持管理を推進します。

○防災対策・安全対策
防災・災害対策の根幹となる「青梅市地域防災計画」を見直します。
地区防災計画の策定には、各地区の自主防災組織で活動する防災・減災に長けた防災士などの“人財”を活用します。
各地区の消防団とともに、それぞれの地域の実情に即した防災体制の更なる強化に努めます。防犯カメラの設置・更新をはじめ、特殊詐欺対策等、先端技術の導入を進めます。
自治会活動や市民活動、各スポーツや文化芸術活動を充実させ、市民がお互いに顔の見える関係を作りやすくすることで、安全・安心な、信頼性のある地域社会を創ります。

所信表明全編は本紙4面の二次元コードから

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