■乳がんについて
市立青梅総合医療センター医長 平塚美由起
乳がんは、女性では40代と60代にピークがあり、女性のがん罹患率がトップのがんです。標準治療を行うことで、再発なく治せる可能性が高いがんでもあります。
乳がんの検診は40歳から2年に1度のマンモグラフィがお勧めです。よくマンモグラフィは痛いから受けたくないという声があります。もちろん、痛くない検査を目指して、マンモグラフィに代わる検査もたくさん開発されているのですが、検診においてマンモグラフィ以上にお勧めできる検査はまだないというのが現状です。
マンモグラフィは、乳がんの死亡率を減少させるために海外でも推奨されている唯一の検査です。マンモグラフィを撮影する放射線技師も、結果を読影・判定する医師も資格が必要です。だからこそ、どこで受けても差が出にくい検査です。したがって、2年に1度はこのマンモグラフィを受けることをお勧めしています。
もし、固くて痛くないしこりがある、茶色の分泌物が乳頭から出る等の症状があれば、専門の病院へご相談ください。日頃の健康管理の一環として、ご活用くださればと思います。
問合せ:健康センター
【電話】23-2191
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