■一般会計の状況
令和5年度の一般会計の予算については、当初予算544億円から、10回の補正を行い、最終予算額は639億2,476万円となりました。
歳入では、市の基幹財源である市税は、法人市民税は減収見込みですが、個人市民税および固定資産税はいずれも増収の見込みです。
歳出では、新型コロナウイルスワクチン接種にかかる経費が減少したものの、電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援事業にかかる経費、旧永山ふれあいセンターの取り壊しにかかる経費などが増加しています。
引き続き、事業の見直しによる経費削減とともに、既存財源の確保や新たな財源の獲得に努めます。
■特別会計の状況
◇モーターボート競走事業会計
全国発売競走の「プレミアムGIクイーンズクライマックス競走」の開催などにより、電話投票を中心に売上げが好調に推移しました。
この結果、令和5年度も一般会計に繰り出しを行うことができました。
今後も収益金の確保に向けて、全国発売競走の誘致等売上げ向上策に取り組んでいきます。
◇病院事業会計
市立青梅総合医療センターは、市が開設する公立病院です。西多摩地域の中核病院としての役割、特に急性期医療を中心とした自治体病院の使命を果たすように努めています。
[令和5年度総合病院利用状況]
※( )内は前年度数値
■令和5年度予算執行状況
令和5年度は、一般会計のほか、特定の事業を行うために、3つの特別会計、下水道事業会計、モーターボート競走事業会計および病院事業会計を設けてそれぞれ経理を行いました。
各会計の令和6年3月31日現在の執行状況は、次のとおりです。
一般会計および特別会計では、収入額と支出額の確定は、出納整理期間の終わる5月末日となります。決算の内容は、広報おうめ12月15日号でお知らせします。
[令和5年度末各会計予算現額および3月末現在の執行状況]
※最終予算現額には、前年度からの繰越額を含みます。
■市有財産の状況
市は、公園や学校など、いろいろな財産を持っています。
・土地…307万4,892平方メートル
・建物…35万4,634平方メートル
・基金…基金には、公共施設の整備などの特定の目的で資金を積み立てる特定目的基金と、貸付等のために定額の資金を運用する定額運用基金があります。家計でたとえると「預金」にあたります。
[基金の令和5年度末現在高見込み]
( )内は前年度数値
基金現在高見込み:158億5,031万円(137億3,908万円)
市民1人当たり12.3万円(10.5万円)
※市民1人当たりの金額は、令和6年4月1日現在の人口をもとに計算しています。(構成比は端数調整しています)
■市債の状況
市債には、公共施設の建設や整備に充てるためのものや、税収等の不足を補うためのものがあり、いずれも国等から長期的に借り入れ、償還しています。家計でたとえると「借金」にあたります。
[市債の令和5年度末現在高見込み]
( )内は前年度数値
市債等現在高見込み:601億3,586万円(549億4,435万円)
市民1人当たり46.6万円(42.3万円)
※市民1人当たりの金額は、令和6年4月1日現在の人口をもとに計算しています。(構成比は端数調整しています)
問合せ:財政課
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