文字サイズ
自治体の皆さまへ

健康コラム120

23/59

東京都青梅市

■インフルエンザ(ウイルス感染症)の季節です
青梅薬剤センター薬局薬剤師 斎藤章代

気温が下がり、空気が乾燥する冬はインフルエンザなどのウイルス性感染症が蔓(まん)延しやすい季節です。手洗いやうがい、マスクの着用など予防に努めるのが一番ですが、体調を崩したときは、早めに受診、抗ウイルス薬が処方された方はできるだけ早く服用を開始する必要があります。
抗ウイルス薬は、少しでも早く服用開始することで、ウイルスの数が少ないうちにそれ以上増やさないように働きます。結果、症状を軽く抑え、早く回復させます。また、抗ウイルス薬は、副作用などの問題がない限り飲み切ることも大切です。症状が治まり、お薬をやめてしまうと、弱っていたウイルスが再度活発になって症状が再発してしまうこともあります。一度お薬で弱ったのに回復してしまったウイルスは、その薬に対して耐性を獲得してしまい、同じお薬が効きにくくなることもあります。抗生物質も同様に、処方されたお薬は問題がなければすべて飲み切ることが大切です。
一方、解熱鎮痛薬や咳止めなどは症状を抑えるものであり、原因そのものを治しているものではないので、症状が治まったら無理に飲み切る必要はない場合もあります。悩んだら遠慮なく、お薬をもらった薬局に相談してみてください。

問合せ:健康センター
【電話】23-2191

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU