■〔今月の特集〕10月4日は「里親の日」
▽日帰りや1泊の協力も「里親制度」
「里親制度」と聞くと長期間にわたって子どもを養育するイメージがありますが、短期間のみ子どもを預かることも「里親制度」のひとつです。
施設で暮らす子どもたちが家庭的な雰囲気を体験するため、里親さん宅に数日お願いする「ふれあい里親」という事業があります。
「子育て短期支援事業」として一般家庭のお子さんを短期間お預かりするサービスがありますが、昨年から新たな預け先として「里親」が加わりました。
▽里親支援専門相談員とは?
乳児院や児童養護施設に配置され、地域の里親支援や里親委託の推進、里親制度の普及啓発などを関係機関と連携しながら活動しています。
▽子どもたちのために
子どもたちの健全な心身の発達のために、大人からの温かい愛情はとても重要です。
施設で暮らす子どもたちは職員が愛情をもって関わっていますが、職員はローテーション勤務で5~6人の子どもたちが一緒に生活するなど、家庭とは違った環境です。
将来、子どもたちが自立した時に家庭のイメージは大切です。それは立派な家庭ということではなく、例えば『お正月に家族でテレビを観ながらこたつでミカンを食べる』ような、そんなゆったりとした雰囲気が感じられる空間ではないかと思います。各家庭のごく普通の生活の提供が、子どもたちに役立つことだったりするのです。
里親制度に興味をお持ちの方は、お問合せください!
執筆:児童養護施設養徳園 里親支援専門相談員 永山美佳
問合先:児童養護施設養徳園
【電話】686-2220
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