専門職によるリレーコラム さくらスマイルゼミ

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■〔今月の特集〕老年期のメンタルヘルス
老年期のメンタルヘルスとは、65歳以上(国連の世界保健機関で定義)の方の「心の健康状態」や「精神的健康」等と呼ばれ、精神的な疲労に対するサポートや精神疾患の予防・回復の場面で使われています。
老年期のメンタルヘルスが悪化すると「うつ病」を発症することもあり、その原因として、老年期特有の喪失体験、ストレスがあると指摘されています。
▽なぜ老年期に?
老年期になると、離職や健康上の理由等により、社会との繋がりが希薄となる可能性が高まります。
地域の中で孤立・孤独な状態となることでメンタルヘルスが危機的な状態に陥ります。
▽異変を感じたら専門医へ相談しましょう!
老年期の「うつ病」は、妄想が見られる等、認知症との鑑別が難しいため、知らないうちに症状が進行してしまうこともあります。早期に専門医の診断が必要です。
老年期のメンタルヘルスの維持・向上のために、身体的な健康維持と合わせて、「家族、友人、近隣の方々との交流」などを通した社会的な繋がりを大切にすることがとても重要です。

日々のコミュニケーションが早期発見につながります
執筆：社会福祉法人恵友会　若倉健

問合先：高齢課
【電話】681-1155