日々感じた小さな想いを綴らせて頂きます。
■第40回『降雨異常』
その日は徹夜になった。
8月最後の日曜、深夜のことだった。荒川の水位が急上昇し、避難判断水位を超えたのだ。本市は少雨だが上流域で線状降水帯による局地的な豪雨が継続、自宅をとび出ると河川は危険な状況だった。ほぼ平常の水位から、わずか30分で1.5メートル増嵩し、一気にレベル3の危険水域に達した。すぐにエリアメールを発信(真夜中に申し訳ありませんでした)、避難所を開設した。…やがて水位は低下し始め、夜明けには避難警戒を解いた。
しかし、であった。午前のパトロールで、荒川左岸の連城橋上流で堤防の一部損傷が発見され現地に立つと、河川側の堤体(斜面)が流出したものの、平場(天端)の舗装道路は残っていた。が、良く見ると端の辺りで細かい粒子がパラパラと動いている。管理者である県土木事務所は、激しい降雨に見舞われた他市町の多数の被害確認に追われていたが、本市幹部職員の詳細な要請に即時に応じていただき、指示が発令された。その昼過ぎ時には道路半分が崩落しかけていた。
夕刻には指令を受けた地元建設会社の複数台の大型重機が見事に連携された動きで大量の土砂を捌き出していた。その時刻、道路部分は全て崩落し、桜植樹のために腹付された土が守るのみとなっていたのだが、ライトアップの下、驚くべき機動力で復旧作業が進み、わずか1両日中には一定の安全が確保された。
「安全」は尊い。
関係各位の迅速かつ的確な対応に感謝
さくら市長 花塚隆志
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