世界エイズデーは、世界レベルでのエイズまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的に、WHO(世界保健機関)が1988年に制定しました。毎年12月1日を中心に、世界各国でエイズに関する啓発活動が行われています。
-キャンペーンテーマ-「あなたが変わればエイズのイメージが変わる。UPDATE HIV!」
治療の進歩でHIV陽性者の生活は大きく変わり、HIV感染の予防にもその進歩に支えられた様々な選択肢が用意されるようになりました。しかし、そうした変化が正確な情報として十分に伝わっているとは言えず、有効な治療法がなく死に至る病であった時代の認識にとどまっている場合が少なくありません。HIV/エイズに対する社会的な関心が低下したことで、かつて広がったHIV感染への偏見や差別の意識がUPDATE(更新)されないままになっており、そのことがHIV感染を心配する人たちを検査や治療から遠ざけ、また、差別や偏見を招く要因の一つになっているとも言われています。
今年のテーマは最新の知識の普及を通じて、HIV検査の受検促進や差別・偏見の解消につなげていく内容になっています。
▽HIV陽性者は感染の早期把握、治療の早期開始・継続によりエイズの発症を防ぐことができ、HIVに感染していない人と同等の生活を送ることが期待できる。
▽治療を継続して体内のウイルス量が減少すれば、HIVに感染している人から他の人への感染リスクが大きく低下することも確認されている。
◎新しい知識にUPDATE(更新)しよう
問合せ:健康福祉課 成人健康係
【電話】56-9133
◆早期発見、治療が有効です!
HIVに感染しても、自覚症状はほとんどありません。少しでも不安があれば検査を受けましょう。
無料・匿名で検査を受けることができます。
日時:毎週水曜日 午後1時~2時(予約制)
場所:栃木県県南健康福祉センター(小山市犬塚3-1-1)
内容:HIV検査
※感染の可能性があってから、12週間以上経過している必要があります。
※土日祝日を除く、午前8時30分~午後5時15分の間にお問い合わせください。
問合せ:栃木県県南健康福祉センター
【電話】0285-22-1219
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