新年明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えのことと心よりお喜び申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされていた町内の夏祭りや文化、スポーツ、福祉等各種イベントが再開され、賑わいを取り戻しつつあることに喜びを感じております。一方で、エネルギーや物価高騰の影響は引き続き家計や事業者、企業等の負担として重くのしかかっており、本町におきましては、低所得世帯への支援の他、給食食材高騰分の支援や、農業者、中小企業を対象とした支援、省エネ家電の購入支援等を実施してまいりました。
子育て環境の充実を図るため、児童医療費の無償化の対象を高校3年生まで引き上げ、インフルエンザ予防接種の助成は、生後6か月から小学6年生までのお子さんを対象に加えました。また、英語のまち上三川推進事業として、保育所・幼稚園等の求めに応じ、ALTを派遣する事業をスタートいたしました。本年5月には生涯学習と子育て支援の機能を併せ持つ「ORIGAMIプラザ」がオープンとなりますので、より一層、子育て環境、教育環境の充実を図ってまいります。
防災・減災の取組みといたしましては、川中子地内における井川の護岸整備工事や、石田地内における内水被害軽減のための田んぼダムの整備を進めてまいりました。また、局地的豪雨による溢水被害の軽減に向けて、下蒲生地内における赤沢川の河川改修を進めておりますが、近年の激甚化している自然災害から町民の皆様の安全な暮らしを守るため、さらなる防災力の強化に努めてまいります。
本年の取組みといたしましては、帯状疱疹の発症率の低減と重症化の予防のため、帯状疱疹ワクチン接種費用の一部助成を開始いたします。また、農業機械の大型化や近代化を促進し、生産性の高い土地利用型農業の確立を図るため、大型機械など土地利用型農業機械の導入支援を強化いたします。さらに、カーボンニュートラルの実現に向けて、電気自動車や、太陽光により発電した電気を蓄電し、住宅の電力として使用する定置型蓄電池システムの購入支援を強化し、家庭における低炭素設備の更なる普及を図ってまいります。
結びとなりますが、本年が町民の皆様にとりまして、希望に満ち溢れた年となりますことを心からご祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。
上三川町長
星野 光利
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