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上三川こぼれ話 第25話 「文化祭の歴史」

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栃木県上三川町

今月、町の文化の祭典、文化祭が開催されます。今年で60回の節目を迎える文化祭の歴史を振り返ってみましょう。
昭和30(1955)年に現在の上三川町が誕生して以来、町民の文化芸術に寄せる意識は、決して高いものではありませんでした。当時の文化関係のグループは、吟詠(ぎんえい)愛好会・文芸グループ泉会・菊花(きっか)愛好会の3団体のみでした。こうした状況下で様々な文化団体が誕生するきっかけとなったのが、文化祭でした。
第1回文化祭は、昭和40(1965)年11月10日から11日の2日間、町役場にて行われました。写真展や書道展・絵画展・演芸展などのほか、服飾コンクールや菊花展・盆栽展といった現在は行っていない催しもありました。
計13部門に200名以上が参加し、様々な自主グループ結成の機運(きうん)が生まれました。これ以降、文化祭は毎年秋の恒例行事として定着しました。
昭和48(1973)年、中央公民館が開館した際には、「第9回文化祭ー静と動の公民館祭り」と題して、11月18日から25日までの8日間開催しました。新たな部門として、バザーや映画会・音楽祭などが行われ、来場者は3,000名を超えました。
第1回以来途切れることなく続いてきた文化祭ですが、残念ながらコロナ禍(か)においては2度の中止がありました。それでも文化の灯(ともしび)は消えることなく、60周年を迎えることができました。芸術の秋、文化祭に足を運んでみてはいかがでしょうか?

※今年の文化祭の内容は本紙34頁をご覧ください。

問合せ:生涯学習課 文化係
【電話】0285-56-3510

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