下野市青少年育成市民会議だより 美蕾(みらい)～子どもたちは未来からの留学生～

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去る5月28日、下野市役所において令和5年度市民会議総会を開催することができましたことを、改めて御礼申し上げます。
また、市民会議が今日あるのは、一重に各地区自治会長様のリードによるご支援の賜物と深く感謝申し上げます。特に、会費の納入につきましては一方ならぬお力添えを戴きました。お陰様で他市町には見られぬ程の特色ある運営と自主活動がなされてまいりました。
とは言え、3年間のコロナ感染防止の中で苦戦を強いられました。後ほど事業結果報告にてお話申し上げますが、形を変えた行事へと工夫を凝らしての実行は多くの学びを得たこともあり、決してマイナスではなかったことを改めてご報告いたします。
下野市青少年育成市民会議は、平成19年に設立され、多くの諸先輩により切れ目なく活動がなされてまいりました。16年間を振り返った時に感じることは、市民会議会則にあります「下野市の子どもが元気に、そして幸せに暮らすことができるまちをめざして、市民と行政が一体となって、地域・家庭における子どもの発達の保障に寄与するため、市内の各関係団体と協働し、市民総ぐるみの運動を展開すること」の目的にぶれることなく続いてきたことであります。私にとっては感動の一語です。
子供たちと地域の大人が一体となって一つの行事を完成させてきたことは、学校・家庭・地域の連携を如実に物語っていることに他なりません。それらの活動を可能にしているのは、市民全員が青少年育成の重要性を認識され、惜しみない協力の賜物と深く感謝申し上げます。
更には、市行政の物心両面にわたる温かいご支援を賜り、今日の市民会議が成り立っていることにも深く感謝いたします。
もとより、青少年育成は、青少年の健全なる育成に向けて、人との触れ合いの中でなされるものであります。青少年に期待する方向にのみ捉われることなく、大人自身の道徳的な品性向上を目指しながら、指導技術を研修することの大切さを自覚せねばなりません。
微力ではありますが、私たち市民会議役員・理事一同、なお一層努力していきたいと思っておりますので、今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げ、挨拶といたします。
下野市青少年育成市民会議会長　大塩宗里

■令和5年度総会
5月28日、下野市役所において令和5年度総会を開催しました。令和4年度事業報告・決算、令和5年度事業計画・予算・役員選出のすべての議案が可決・承認されましたので、ご報告します。

■親子学びあい事業
今回は、本事業の講師のお一人である、とちぎネット利用アドバイザーの今村陽子さん(市民会議理事)から、メッセージをいただきました。

下野市青少年育成市民会議では、親子学び合い事業として、「ネット時代の歩き方」講座を市内各小中学校で実施しています。
インターネットやスマートフォンは、今では私たちの生活に欠かせないものになっています。特に、スマートフォンはとても便利なものです。しかし、使い方によっては、私たちの生活に悪い影響を及ぼすこともあります。そもそもインターネットやスマートフォンとは何なのか。それらを使うとはどういうことなのか。この講座では、あらためて考えるきっかけを作ります。
インターネットやスマートフォンを使う理由は何でしょう。自分の生活に役立て、より良い生活を送ることができるようにする、ということではないでしょうか。例えば、スマートフォンがあれば、アプリを使って様々なことがいつでもどこでもできるようになります。しかし、その便利さに頼り過ぎてしまうと、本来は自分でやるべきことをやらなくなり、実体験によって成長できるはずのチャンスを、失ってしまうことにもなりかねません。
自分は、何のためにインターネットやスマートフォンを使うのか。その使い方は、自分のためになるのか、インターネットやスマートフォンを、正しい目的をもって使えるように心がけていく。この講座では、その必要性を学びます。

〔今村陽子さんのプロフィール〕
令和2年、とちぎネット利用アドバイザーに認定。以降、栃木県内(主に県南地区)の小学校にて親子学びあい事業の講師を務める。民生委員児童委員協議会所属。

▼受講した感想
7月7日細谷小学校インターネットは、場所が遠くてもすぐにその場所に行くことができたり、すぐに調べものができたりしてとても便利ですが、知らない人とつながることで危険があること、また、インターネットをやめることができなくなったり、人との関わりがなくなってしまったりする危険があることもわかりました。
これからは、授業で学んだことに気をつけて、インターネットと関わっていきたいです。(6年生)

■令和4年度決算報告
○収入　2,051,436円

○支出　1,072,812円

問い合わせ：生涯学習文化課
【電話】32-8919