自治医科大学医学部1年生の総合教育科目「医科教養」の授業「行政演習」として、9月30日に124名の学生を市役所で受け入れ、市長講話と庁内各課の見学実習を実施しました。
下野市と自治医科大学は、相互発展と地域社会の活性化に資するため、6月6日に連携協力に関する協定を締結しました。今回の「行政演習」は、協定に基づく取組の一環として行われました。卒業後は公務員(医師)として地域医療に携わっていく自治医科大学医学部の学生が、行政や地域社会への理解を深め、地域で働く医師としての基礎を習得することを目的としています。
坂村市長より、「地域医療と市役所は、どちらも市民に近い存在として市民に寄り添って進める職務です。市役所の業務を体験することで、学生の皆さんにとって大切なことに出会えるよう願っています。」と学生へ期待と歓迎の言葉を送りました。
学生代表としてあいさつをした下野市出身の上野有里佳さん。将来地域に貢献していくために、行政への理解を深めていきたいという決意と、地元の下野市が好きという気持ちが込められたあいさつでした。
非常用の給水袋を使って市の給水車から給水体験をしました。
市役所の執務スペースの中で見学実習を行いました。
シモツケウッテツケのパネルを持って市のプロモーションをお手伝いしました。
学生は4~5名のグループに分かれて、市役所内の各課を訪問しました。各課で事業の目的や役割について説明を受け、業務の一部を体験しました。
行政演習の最後には、自治医科大学の小池教授から「充実した演習であり、学生が卒業後に公務員の医師となったときに今日の経験が生きるでしょう」とお礼の言葉をいただきました。
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