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自治体の皆さまへ

青少年育成市民会議だより 美蕾(みらい)

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栃木県下野市

~子どもたちは未来からの留学生~

■令和5年度下野市立学校音楽祭
9月23日、市内の市立学校が合唱や合奏を披露する「下野市立学校音楽祭」を、坂村市長をはじめ多くの来賓の方々を招き開催しました。音楽祭は新型コロナの影響による中止を経て4年ぶりの開催となり、会場も自治医科大学の協力のもと地域医療情報研修センター大講堂をお借りしての開催となりました。
市内のすべての市立学校に参加いただき、日頃の練習の成果を十分に発揮しての音楽祭となりました。
アトラクションとして自治医科大学アカペラサークル「Remote-Platz」が響かせた美声、自治医科大学管弦楽団の華麗なる演奏、薬師祭実行委員からのPR、石橋高校吹奏楽部のさわやかな演奏により、会場が一気に盛り上がりを見せました。
最後に、自治医科大学のご協力に感謝いたします。

■市民活動センターまつりand産業祭への参加
10月15日の市民活動センターまつり、10月29日の下野市産業祭に参加しました。
今回は、中高生のボランティア団体である下野ジュニアリーダースクラブと共同で、活動紹介のパネル展示、工作ブースの設置、バルーンアートの配布などを行い、市民会議の啓発活動とともに、団体間や来場者との交流を深めることができました。

■親子学びあい事業~ネット時代の歩き方講習会~
令和5年度は、市内6校で開催しました。本事業は、単にインターネットやスマートフォンの危険性を教えるだけではありません。子どもたち一人ひとりが、インターネット・スマートフォンの危険性や利便性などの特性をしっかり理解したうえで、どのように活用して、自らの人生に役立てていくかを主体的に考える、そのきっかけになることを目的に開催しています。
市民会議では、今後も多くの児童・生徒、保護者にインターネットやスマートフォンとの正しい付き合い方をご理解いただくため、親子学びあい事業を継続していきます。

■下野市児童表彰条例(子ほめ条例)の記念品を贈呈
市内の小・義務教育学校6年生と国分寺特別支援学校6年生を対象に、一人ひとりの良さを見つけて表彰し、自信と誇りをもたせ、健全な心身の発達を促しています。当会議から、表彰式にあわせて記念品を贈呈しました。児童の皆さんにご活用いただければ幸いです。

■活動報告
下野市青少年育成市民会議会長 大塩宗里
青少年育成市民会議が関わる活動の一つ、過日行われました学校音楽祭及びこどもまんなかプロジェクト会議について、概略をご報告します。

◇下野市立学校音楽祭 新たな門出の報告
現在、社会教育で重要視され実践が期待されていることに、地域、学校、社会の連携・協働が挙げられますが、いざ各論となると、実践上問題に突き当たりやすいものです。下野市立学校音楽祭はこの点において、事業スタート時から他の青少年育成市町村民会議に誇る運営スタイルをとっていると自負しております。音楽祭実行委員会は、各小中学校のPTA役員及びそのOB役員、そして市民会議理事の方々が中心となります。そして校長会代表との連携をとり、発表にあたる子どもたちが指導教諭と十分に活動可能な場を設けました。
今年度は会場確保のため、市、市教育委員会、音楽祭実行委員会との共催の形をとることになりました。市民会議は支援団体として運営費補助及び実行委員として参加する形となります。
令和5年9月23日、自治医科大学地域医療情報研修センターをお借りすることができ、過去の状況からは一変した雰囲気の中で音楽を楽しむことができました。これはひとえに、市事務局と実行委員会の連携協働及び自治医科大学の大きな協力体制のおかげであります。はたせるかな、当日は市長、教育長をはじめ多くのご来賓の出席をいただき盛大な音楽祭となり、市内全小・中・義務教育学校、石橋高等学校、自治医科大学などの合唱・合奏が繰り広げられ、全席満席の状態での音楽鑑賞となりました。
地域医療の中心である自治医科大学と市の音楽文化、そして市民生活とが絆を結んだ瞬間でした。下野市の学校音楽祭が、目的達成に向けて、ますます発展しますようお祈りします。

◇こどもまんなかの社会実現に向かって
令和5年4月、こども家庭庁が発足し、同時に「こども基本法」が施行されました。本市においては令和3年度から市民会議の中に「こどもまんなかプロジェクト」が設立され、着実に活動の歩みを進めてまいりました。
令和5年11月15日にこどもまんなかプロジェクト会議が開かれ、下野市に在住する多くの子どもたちの顔が見える活動を理念に、各種団体、組織と話し合いながら、隠れている問題点や解決に向かう支援の方向性を探ることにしました。ありがたいことに、今回から国分寺特別支援学校の保護者2名と若者サポート・ハチドリの会2名が委員として登録されました。
保護者の方からは、「クラブ活動に所属していない多くの子どもたちが、発表の場が少なかったり、一歩踏み出せなかったりする状況にある。今後の我が子の生末(おいすえ)が心配である」というご意見がありました。
若者支援団体からは、「悩みを抱えた若者に、支援をする団体があることを知ってもらうため、PRの方法とそのための支援が欲しい」というご意見がありました。
発表活動の場の開拓が望まれています。それにより、子どもたちのコミュニケーション能力の育成に寄与できるはず。学校音楽祭、なんでも発表会などもその一つになり得るのです。わずかではありますが、プロジェクトチームの予算内から補助することはできます。団体や組織同士の連携による知恵の出しあいも、良い方法となり得るはずです。
少しずつの前進にはなりますが、リーダーたちの意見交換は極めて貴重であることを認識しました。

問合せ:生涯学習文化課
【電話】32-8919

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