■国指定史跡 下野薬師寺跡の梅
早春の空を鮮やかに彩る紅白の梅の花は、奈良時代に日本にもたらされました。古代の人々は梅でお花見をしたようで、早咲きなら1月中旬、遅咲きで3月上旬に見ごろを迎えます。
平成13年にオープンした下野薬師寺歴史館と下野薬師寺跡には、古代の人々が愛でた「梅の名所」となるように約100本の梅を植えました。
また、春の訪れを告げる甘い香りのロウバイは、江戸時代に日本にもたらされました。15年前に寄贈いただいた種が立派に成長し、歴史館周辺を彩っています。こちらは1月上旬から咲き始め、2月下旬に見ごろを迎えました。
紅白の梅が咲き誇る「下野薬師寺跡 梅まつり」を、今年は2月21日(水)~3月10日(日)の日程で開催しています。
下野の花暦は、早春の「薬師寺跡の梅」から春の「国分尼寺跡の淡墨桜(うすずみざくら)」に変わろうとしています。
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