■今月のテーマ
「本屋大賞2024」
全国の書店員が過去一年間読んで、“今いちばん売りたい・薦めたい本”を選ぶ『本屋大賞2024』の大賞と、ノミネート全作品をご紹介します。この機会にぜひお手にとってみてはいかがでしょうか。
※大賞は4月10日に決定しました。
▽《大賞》成瀬は天下を取りにいく
宮島 未奈 著 新潮社
滋賀県大津市に住む中学生、成瀬あかり。周りを気にせず、自分が決めた道を突き進む成瀬に勇気をもらえる青春小説。(石・国・南)
▽君が手にするはずだった黄金について
小川 哲 著 新潮社
「僕」が怪しげな人物たちとの出会いとエピソードを語る「承認欲求」がテーマの6つの連作短編集。(石・国・南)
▽水車小屋のネネ
津村 記久子 著 毎日新聞出版
親元から離れ、新たな町で自活を始める姉妹。水車小屋に住むヨウムのネネを中心に、人々とのつながりを描いた物語。(石・国・南)
▽スピノザの診察室
夏川 草介 著 水鈴社
かつて大学病院で将来を嘱望された凄腕医師が、町医者として患者や仲間と向き合う姿を描いた感動の物語。(石・国・南)
▽存在のすべてを
塩田 武士 著 朝日新聞出版
前代未聞の2児同時誘拐事件から30年後、老境の新聞記者が再び事件を調べ始める。様々な視点から見えてくる真相とは。(石・国・南)
▽黄色い家
川上 未映子 著 中央公論新社
花は20年前に同居していた女性の逮捕記事をみかける。金のため、犯罪にも手を染めていた同居時代を思い返すが…。(石・国・南)
▽放課後ミステリクラブ1 金魚の泳ぐプール事件
知念 実希人 著 ライツ社
小学4年生の「ミステリトリオ」が学校で起こる不思議な事件の謎を解き明かす。小学生から読めるミステリー小説。(石・国・南)
▽星を編む
凪良 ゆう 著 講談社
2023年の本屋大賞受賞作「汝、星のごとく」の続編。前作では語られなかった登場人物たちの過去と、その後が描かれる。(石・国・南)
▽リカバリー・カバヒコ
青山 美智子 著 光文社
公園のカバ型遊具、通称「リカバリー・カバヒコ」には、治したい所を触ると治るという噂があって…。心温まる短編集。(石・国・南)
▽レーエンデ国物語
多崎 礼 著 講談社
貴族の娘・ユリアは、英雄の父と冒険の旅に出る。やがて呪われた地・レーエンデで争乱に巻き込まれていく。(石・国・南)
◆紹介文の最後に、所蔵している図書館を表示してあります。[(石)…石橋 (国)…国分寺 (南)…南河内]
ご希望の図書が貸出中の場合は予約ができます。詳しくは図書館にお尋ねください。
・石橋図書館
【電話】52-1136
・国分寺図書館
【電話】44-3399
・南河内図書館
【電話】48-2395
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