高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、「医療」「介護」「予防」「住まい」「生活支援」が切れ目なく一体的に提供される体制のことです。
◆生活支援
「掃除ができなくなった」、「買い物に行けない」、「居場所や仲間がほしい」、「ごみが出せない」など、地域の抱える問題は様々で、公的なサービスだけでは解決できないことから、地域の支え合いが大切です。
・居場所づくりやボランティアに興味のある方は、市社会福祉協議会へご相談ください。
【電話】43-1236
主な取組:
○生活支援コーディネーター(SC)
地域の困りごとを把握し、支え合いの担い手と地域をつなぐ役割を担っています。
○協議体(地域支え合い推進会議)
地域住民、社会福祉法人、企業、地域包括支援センターなどが参加し、地域の課題解決に向けて話し合う場です。この会議から、住民参加型有料サービスなどの支え合い活動が広がっています。
◆認知症対策
認知症は誰もがなる可能性のある病気です。認知症になっても、地域の皆さんの見守りで安⼼して暮らせる地域を⼀緒につくっていきましょう。
・「物忘れが気になる」「認知症かもしれない」など、気になったときは、かかりつけ医(※1)に相談してみましょう。
・認知症に関する相談窓口として、地域包括支援センターがあります。
主な取組:
○認知症サポーター養成講座
認知症とは何か、どのように接したらよいのかなどについて学びます。
○チームオレンジしもつけ
地域で認知症の人や家族を見守る応援者(ボランティア)です。
○認知症カフェ(オレンジカフェ)
誰もが気軽に集えて、相談もできる場です。
○認知症家族交流会
認知症の人を支える家族の交流の場です。
◆介護予防
「健康」と「介護」の中間の状態を、フレイル(虚弱)といいます。フレイルは、早く適切な治療や予防を行えば、健康な状態に戻れる可能性があります。
「栄養+口腔」「運動」「社会参加」を意識して、フレイル予防(介護予防)に取り組みましょう。
また、地域ふれあいサロンや老人クラブなどで、専門職による介護予防出前講座を開催していますので、参加してみましょう。
◆在宅医療・介護連携
様々な専門職(医師・歯科医師・看護師・リハビリテーション専門職など)が連携し、地域の皆さんが在宅でも医療や介護サービスを受け、安心して生活できる体制を作っています。
・かかりつけ医(※1)・歯科医・薬局をもちましょう。
・終活セミナーへの参加や、ゆうがお日記(下野市版エンディングノート)の活用をしましょう。
・家族などと人生会議(※2)をしてみましょう。
※1 日常的な診療のほか、病気の予防や健康管理のアドバイス、相談に応じてもらえます。他の医療機関の紹介が必要なときは手配をしてくれ、状況により看取りまで責任をもって対応してくれます。
※2 もしものときのために、あなたが望む医療やケアを、前もって周囲の人と話し合って共有しておくことです。ACP(アドバンス・ケア・プランニング)とも言われます。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>