■今月のテーマ 芥川賞・直木賞
7月17日に第171回芥川賞・直木賞が発表されました。今月はその受賞作ならびに候補作をご紹介します。
文学賞関連の作品はとても人気が高く、予約数も多くなりますので、早めの予約をおすすめします。
詳しくは図書館にてお尋ねください。
◆[芥川賞受賞作]サンショウウオの四十九日
朝比奈秋 著 新潮社
ひとつの身体にふたりの魂。生まれた時からわたしの隣には違うわたしがいる。そんな“ふたり”の人生を描く。(石・国・南)
◆[芥川賞受賞作]バリ山行
松永K三蔵 著 講談社
同僚に誘われ入部した社内登山部。寡黙な先輩社員が危険な登山「バリ山行」していると知り興味を抱くが…。(石・国・南)
◆[直木賞受賞作]ツミデミック
一穂ミチ 著 光文社
パンデミック禍の6つの“ツミ”を描いた小説集。大学を中退した若者、職を失った元料理人などの“ツミ”とは―。(石・国・南)
◆直木賞候補作品
◇地雷グリコ
青崎有吾 著 KADOKAWA
勝負ごとにめっぽう強い女子高生が、風変わりなゲームに巻き込まれていく。本格頭脳バトル小説。(石・国・南)
◇令和元年の人生ゲーム
麻布競馬場 著 文藝春秋
Z世代と呼ばれる若者たちの平成から令和の大学と社会を舞台に、シニカルな視点で描いた短編集。(石・国・南)
◇あいにくあんたのためじゃない
柚木麻子 著 新潮社
SNSやコロナ禍など現代を取り巻く物事を題材にした、読むと力が湧いてくるエンパワーメント小説!(石・国・南)
◇われは熊楠
岩井圭也 著 文藝春秋
少年時代から好奇心が旺盛で、ありとあらゆる分野に興味と関心を示す。研究者であり続けた南方熊楠の歴史小説。(石・国・南)
◆芥川賞候補作品
・転の声 尾崎世界観 著(石)
文學界6月号掲載(石・国)
・海岸通り 坂崎かおる 著(石)
文學界2月号掲載(石・国)
・いなくなくならなくならないで
向坂くじら 著(石)
文藝夏季号掲載
※市内図書館では『文藝』は購読しておりません
▽紹介文の最後に、所蔵している図書館を表示してあります。[(石)=石橋(国)=国分寺(南)=南河内]
所蔵館以外でも予約をかけていただければ貸出しが可能です。詳しくは図書館にお尋ねください。
問合せ:
・石橋図書館
【電話】52-1136
・国分寺図書館
【電話】44-3399
・南河内図書館
【電話】48-2395
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