■今月のテーマ
「NHK大河ドラマ」
「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」
今年の主役は“蔦重”こと蔦屋重三郎。若くして出版界で才能を発揮し、ヒット作を次々と世に送り出す立役者に。江戸文化を躍動する豪快な人生が描かれています。図書館でも関連本を取り揃えていますので、ぜひご利用ください。
◆今月のイチオシ
◇蔦屋
谷津 矢車 著
文藝春秋(文春文庫)
蔦屋重三郎の波乱万丈な半生が描かれた物語。蔦屋重三郎とはどのような人物だったのか、彼を取り巻く人物達との関わりから紐解いていきます。時代の流れに翻弄されながらも情熱的に生きる様を軽妙な文脈で表現した一冊。(国)
◇教えてコバチュウ先生!
浮世絵超入門
小林 忠 著
小学館
美術史上重要な浮世絵作品52点を、講義口調でわかりやすく解説します。浮世絵の技巧や楽しさがわかる入門本。(石)
◇蔦屋重三郎
江戸の反骨メディア王
増田 晶文 著
新潮社
幕府の度重なる弾圧に「笑い」で対抗し、ひたすらに話題作を江戸の世に発信し続けた重三郎。その生涯をたどる一冊です。(石)
◇ビジュアル版一冊でつかむ
江戸の町と暮らし
安藤 優一郎 監修
河出書房新社
蔦屋重三郎が生きた江戸時代の文化を解説した一冊。大都市・江戸の仕組みがわかりやすく紹介されています。(国)
◇出てこい、写楽!
~蔦重編集日記~
楠木 誠一郎 作
平沢 下戸 絵
静山社
版元「耕書堂」の店長・蔦屋重三郎。天才新人画家を世に出すため、才能を活かし日々奮闘する姿が描かれた物語。(国)
◇蔦重
吉森 大祐 著
講談社(講談社文庫)
文化人たちの才能を巧みに引き出した出版プロデューサー蔦屋重三郎の魅力と、彼らの人生の栄光と悲哀を描いた一冊。(南)
◇蔦屋重三郎と田沼時代の謎
安藤 優一郎 著
PHP研究所(PHP新書)
歌麿や写楽といった文化人を世に送り出した蔦屋重三郎の優れたビジネス手腕と、田沼意次時代を読み解く一冊。(南)
◆紹介文の最後に、所蔵している図書館を表示してあります。
「(石)…石橋 (国)…国分寺 (南)…南河内」
所蔵館以外でも予約をかけていただければ貸出しが可能です。詳しくは図書館にお尋ねください。
問合せ:
石橋図書館【電話】52-1136
国分寺図書館【電話】44-3399
南河内図書館【電話】48-2395
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