新しい論語素読のテキスト『壬生論語古義抄(みぶろんごこぎしょう)』から、章句を紹介します。
【八一】
子(し)の曰(いわ)く、君子(くんし)能(よ)くすること無(な)きを病(うれ)う。
人(ひと)の己(おのれ)を知(し)らざるを病(うれ)えず。
(衛霊公第十五)
先生が言われた。「君子は自分に能力が足りないことを気にする。他人が自分を認めてくれていないことは気にしないものだ」
○みぶまるから一言
この言葉は、「良きリーダーは自分にその勤めを果たせるだけの能力があるかどうかを心配するが、自分が人にどう思われているかなどはあまり気にかけない」ということを教えてくれているね。
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