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市史編さんだより vol.35

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栃木県大田原市

■現代部会調査速報(9)~街の音の記憶「お猿のかごや」~
小学校の授業中、唐突に窓から聞こえてくる童謡「お猿のかごや」の軽快でコミカルなリズム。教室中に笑いがおこり、中断される授業。筆者の小学生時代の記憶です。はて、あの「お猿のかごや」は一体何だったのか?
旧大田原市では、昭和42年(1967)8月1日の2代目塵芥(じんかい)焼却場の稼働に合わせ、各自治会に設置してあるごみ箱での収集を廃止し、定められた場所・時間にごみを巡回収集する方式に変え、収集車としてロードパッカー車を2台購入しました。ロードパッカー車にはチャイム(オルゴール)が取り付けられており、巡回収集時に流して収集時間をお知らせしていました。その曲名が「お猿のかごや」。小学校からの記憶が、半世紀を経て市史の1ページにつながっていることがわかり、周囲に知られないように思わず小躍(こおど)りしている自分がいました。
昭和40年代・50年代の市内、特に街中に溢(あふ)れていた様々な音。テープなどの記録媒体には残っていないこれらの記憶も掘り起こし、可能な限り市史の記録として残していきたいと考えています。
(現代部会長 木下義文)

問合せ:文化振興課
【電話】0287-47-5031

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