在宅医療・介護を支える『私たちがいます!』~住み慣れた地域の中で、いつまでもいきいきと安心して暮らせるまちを目指して~
本市における高齢化率は31.24%(令和5年10月1日現在)であり、医療と介護の両方を必要とする割合が高い後期高齢者が増加し、今後、前期高齢者の人口を後期高齢者の人口が上回ると推計しています。
医療と介護の両方を必要とする方が自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、多職種協働で連携し切れ目のない在宅医療と介護の提供体制づくりを推進しています。今回は在宅医療・介護を支えるサービスについて紹介します。
■在宅医療・介護って何?
在宅医療とは通院が困難な方に対して、医師・歯科医師・歯科衛生士・看護師・薬剤師・リハビリ専門職などの医療関係者が自宅を訪問して、提供する医療のことです。
在宅医療と同時に要介護認定を申請して認定を受けると在宅生活に必要な介護サービスを受けることもできます。
■在宅医療・介護について相談したいときは
▽大田原市地域包括支援センター
「医療や介護など身近な悩みについて、どこに相談したらいいか分からない」という方が、安心して相談できる最初の窓口となっています。
地域包括支援センターには、主任ケアマネジャーや社会福祉士、看護師(保健師)などのスタッフがおり、互いに連携を取りながら皆さまの抱えている問題を解決する支援を行います。
まずは地域包括支援センターヘご相談ください。
・健康のこと
・認知症のこと
・家族のこと
・介護のこと
・身体のこと
・近所の高齢者のこと
■在宅で利用できる介護サービス
・訪問診療
・訪問歯科診療
・訪問看護
・訪問リハビリ
・訪問入浴…おうちに専用の浴槽がやってきます。
・訪問薬剤師…薬の管理はできていますか?複数の病院の薬でも、お薬手帳をひとつにまとめることができますよ!
・訪問介護…食事などの身体介護や洗濯・掃除などのお手伝訪問薬剤師いをします。
介護サービスには、要介護度に応じて利用できる上限があります。
介護保険の詳細は、地域包括支援センターやケアマネジャー、高齢者幸福課にお問い合わせください。
■大田原市地域包括ケアを考える会(おおたわらの会)
医療・介護の代表者が集まり、市民の皆さまが医療と介護のサービスを受けながら安心して在宅で療養できる体制づくりを進めています。
市民の皆さまに在宅医療や介護について知ってもらうため、在宅医療普及啓発リーフレットを作成しましたので、ぜひご覧ください。
▽自分らしい最期を前もって考える「人生会議」
だれでも、いつでも、命に関わる大きな病気やケガをする可能性があります。もしものときのために、あなたが望む医療やケアについて前もって考え、繰り返し話し合い、周囲の信頼する人と共有する「人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)」をしておくことが重要です。
参考:厚生労働省「人生会議」リーフレット
問合せ:高齢者幸福課[本]3階
【電話】0287-23-8757
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