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自治体の皆さまへ

謹賀新年 令和六年 新年のごあいさつ

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栃木県大田原市

大田原市長 相馬憲一

あけましておめでとうございます。
皆さまにおかれましては、輝かしい初春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は、大田原市を代表するイベントである「与一まつり」と「大田原マラソン大会」を4年ぶりに開催することができ、大田原市の賑わいの復活という意味でも、とても印象深い1年であったと感じております。
「与一まつり」は、来場者数が12万人を数え、市民の皆さまだけではなく、市外の方もその開催を心待ちにしてくださっていたことを実感いたしました。
「大田原マラソン大会」には、約2000人のランナーが参加し、新たなコースに挑戦していただきました。あるインターネットサイトが集計する大会参加ランナーの評価において、大会規模別ランキング全国1位、地域別ランキング2位という高い評価をいただきました。
これもひとえに、これらのイベントを様々な面から支えていただいた市民の皆さまのご理解とご協力の賜物であり、心から感謝申し上げます。
さて、今年は、1月7日および8日に藤井聡太王将が菅井竜也八段と対局する王将戦第一局が本市において開催されることとなりました。王将戦に対する注目度は高く、例年にない盛り上がりを見せることは確実であり、多くの市民の皆さまが待ち望んでいる対局ではないかと感じているところでございます。そして、秋には、日本将棋連盟が主催する「全国将棋サミット2024」が、本市において開催されることとなり、多くの著名な棋士や全国各地の関係自治体の皆さまが集うこととなりました。この2つの将棋のイベントでは、多くの将棋愛好家の方が来訪することが見込まれ、この機会に本市の貴重な観光資源に触れていただくことなどで交流人口が増加し、本市の活性化が図られるものと期待しております。
大田原市は、昭和29年12月1日に市制を施行してから、本年で70年を迎えます。この記念すべき年を迎えるにあたり、これまで市政の礎を築いていただいた先人の方々の偉業に敬意を表するため、市制施行70周年の記念事業を実施し、市民の皆さまと共にお祝いさせていただくとともに、大田原市の更なる飛躍・発展のための新たな出発点にしたいと考えております。
これまで私達の生命を脅かしてきた新型コロナウイルス感染症は、昨年5月に法律上の位置付けが5類へと移行されました。市内の様々なイベントなどが再開され、徐々にではありますが、市民の皆さまの日常生活がコロナ禍前の状況に戻ってきたことを実感しております。
しかしながら、3年以上におよぶコロナ禍により地域経済が疲弊したことに加え、一昨年2月から続くロシアのウクライナ侵略の影響による原油や穀物価格の高騰や円安の進行による輸入物価の上昇などが家計に与える影響は大きく、引き続き、生活が困難になった方々への支援のために必要な施策を講じてまいります。
私が市政をお預かりしてから今年で3年目を迎えます。初心を忘れず、多く市民の皆さまの声に応えられるよう、全身全霊をもって市政運営に取り組んでいきたいと考えております。
本年が市民の皆さまにとりまして、素晴らしい年となりますことをお祈り申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

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