■星空情報
▽オリオン座の三つ星に注目
冬の星座でよくご存じのオリオン座、真ん中に仲良く並んでいる3つの星が目印です。「三つ星」と呼ばれる星々です。夜8時、南の空にこの三つ星が並んでいます。
右側から「ミンタカ」「アルニラム」「アルニタク」と名前がついています。東の地平から昇ってくるときや西の地平に沈んでいくとき、その先頭はいつもミンタカで、ほぼ真東から昇り真西に沈みます。真ん中のアルニラムは脈動変光星(みゃくどうへんこうせい)といって、明るさが変わる星です。明るさが変わるのは星が膨張したり収縮したりするためです。アルニタクは質量が太陽の30倍以上、半径が20倍以上もある巨星です。
3つの星は横一列に見えますが、それぞれの天体までの距離が違うので、実はばらばらに位置しています。地球から最も遠いアルニラムまでは1300光年(天文年鑑)も離れています。宇宙の広がりを感じさせてくれる三つ星です。
■主なイベント(3月)
▽(1)写真撮影会(冬の大三角を撮ろう)
日時:3月9日(土)午後7時10分~9時
内容:ベテルギウス、シリウス、プロキオンの3つの1等星を結んでできる冬の大三角を撮影します。さらにその近くにある肉眼では確認できない天体も写すことができます。シャッタースピードを調整できる一眼カメラをお持ちでしたらどなたでも参加できます。
▽(2)月撮影会
日時:3月17日(日)・24日(日)午後8時10分~9時
内容:17日(日)は月齢7の月を、24日(日)は月齢14の月を撮影します。ビデオ撮影も可能です。一眼カメラかビデオカメラをお持ちの方ならどなたでも参加できます。
▽(3)街角観望会(道の駅 那須与一の郷)
日時:3月17日(日)午後1時~4時
内容:道の駅那須与一の郷に望遠鏡を設置し、太陽表面の黒点やプロミネンス、昼間の月の様子を観察します。
詳細は天文館HPをご覧ください
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休館日:毎週月曜(祝日を除く)、祝日の翌日(日曜を除く)
開館時間:午後1時30分~9時(入館は午後8時30分まで)
問合せ:天文館
【電話】0287-28-3254
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