■刀剣を愛でる
刀剣は、古来より相手を倒すための武器として用いられてきました。そのため、「刀を愛でる」といっても、「怪我をしそう」、「怖い」といったマイナスイメージを持つ方もいると思います。しかし一方で、刀剣は美術品として、鑑賞の対象でもあります。さらに、寺社へ奉納する品として、神秘的な性格を帯びたものでもありました。
刀剣を愛でる(鑑賞する)際は、まず刀剣の姿や形をご覧ください。時代によって、反り方、刀身が細い・太いなどの違いが見えてきます。そして近づいて鑑賞すると、美しい刃文が見えるでしょう。まずはこれらのポイントを押えて、優美な刀剣の姿をじっくりと鑑賞してください。
那須与一伝承館では、6月23日(日)まで、日本美術刀剣保存協会栃木県支部との共催で、刀剣の展示会を開催します。会期を前期と後期に分け、計38口を展示します。本展示会では、那須家に伝わる与一の太刀も公開します。この機会にぜひ、名刀の数々をご覧ください。
問合せ:那須与一伝承館
【電話】0287-20-0220
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