文字サイズ
自治体の皆さまへ

いい看取り・看取られ 11月30日は「人生会議の日」「看取り」について考えてみませんか

14/73

栃木県宇都宮市

ID:1004600

11月30日(いい看取り・看取られ)は「人生会議の日」です。人生会議とは、看取りや望んでいる医療やケアについて考え、信頼する人と話し合うことを言います。この機会に、あなたの大切な人の最期について考えてみませんか。

■その人らしい最期に向けて
本市の調査では、約56%の人が自宅で最期を迎えたいと答えています。また、別の質問では、「在宅療養を希望しない」、「希望するが実現は難しい」と答えている人の約59%が「家族に負担を掛けてしまうから」と答えています(下のグラフ参照)。
あなたの大切な人が、「住み慣れた場所で療養生活を送りたい・最期を迎えたい」と考えているようであれば、今後のことについて、家族で話し合ってみましょう。

■在宅で看取るには
「看取り」とは、大切な人の最期の時まで、そばにいて世話をしたり、看病をしたりすることです。在宅での看取りを選択すると、家族との会話の時間が多くなるなど、本人や家族にとって、満足のいく最期の時につながります。
なお、在宅で看取るには、在宅医がいることが条件になります。在宅医をはじめとするさまざまな専門職が連携し、介護や精神面でのサポートを行いますので、まずはケアマネジャーやかかりつけ医にご相談ください。

在宅療養を希望しない、または実現が難しいと思う理由(複数回答可)
回答数:2,397

在宅療養を希望するか
回答数:4,468

人生の最期をどこで迎えたいか
回答数:4,468

出典:「にっこり安心プラン」基礎調査(令和4年度)

■自分の人生を見つめ直す「人生会議」
◇背中を押してあげられる支援
在宅看取りについては、在宅医やケアマネジャーなどとサポートチームを立ち上げます。私たちは、それぞれの専門的見地から、患者さんの希望に沿えるように、さまざまな支援をしていきます。
また、本人の体調や意思などの情報を、デジタルシステムを活用してリアルタイムで共有し、その人に合ったサポートが実現できるよう意見交換をしながら、本人に寄り添ったサポートをしていきます。
私たちは、患者さんの意思を大切にし、患者さんやご家族の背中を押してあげられる支援を今後もしていきたいと思っています。

◇本人とご家族の意向を第一に
在宅看取りを担当したケースでは、本人とご家族の意向を踏まえ、在宅療養を選択しました。当初は、家族が抱える課題があり、在宅療養が難しいと医師から判断されましたが、本人とご家族の願いを尊重し、在宅療養ができるサポート体制を構築しました。
その結果、在宅看取りを終えたご家族からは、「自宅で看取ることができ、最期まで母と一緒にいられて良かった」「家族だけでは実現できなかった」「皆さんのフォローがあって在宅看取りの決心ができた」と、お声をいただいたことがありました。

◇自分の意思を身近な人に伝える
看取りについては、本人の体調などに応じて、ご家族や親しい人などで話し合われるケースが多いですが、まずは、患者さんご自身が、自分がどうしたいかを、家族・友人など、自分のことを分かっている人に伝える必要があります。また、病気になると意思を伝えられないケースがあるので、元気なうちから話し合いましょう。

◇まずは身近なところにご相談ください
今後のことを考えるに当たり、まずは相談してみましょう。すでに介護サービスを利用されている方は、担当ケアマネジャーへ、そうでない方はかかりつけ医か地域包括支援センターにご相談ください。
そして、身近な人と、今後のことを話してみてください。

豊幸の郷石井 主任ケアマネジャー 神山智幸(かみやまともゆき)さん

■もしもの時にどう備えるか公開講座「人生会議と終活」ID:1033257
あなた自身が、自分らしい最期を迎えたいと考えているようでしたら、家族や周囲の人に自分の意思をしっかり伝え、理解してもらうこと(人生会議)が大切です。
日時:11月25日(土)午後2時~3時30分。
会場:ライトキューブ宇都宮(宮みらい)。
内容:遠藤(えんどう)かおりさん(終活水先人ココロノテ)による、人生会議や終活の実践方法について学ぶ講座。
定員:先着200人。
申込方法:電話で、市医師会【電話】622-5255へ。

■在宅での看取りを支える人たち(例)
※詳細は本紙またはPDF版をご覧下さい。

■大切な人への寄り添い方「在宅療養パンフレット(看取り編)」ID:1012922
大切な人のもしものときに備え、慌てることのないよう、「最期を迎える直前にどのような変化が起こるのか」や「急変したときはどのように対処すればよいか」などを分かりやすくまとめたパンフレットを作成しました。
パンフレットは、市HPに掲載している他、各地区市民センター・出張所・図書館などの窓口で配布しています。
看取りを通して、大切な人にこれまでの感謝の気持ちを伝えましょう。

問合せ:高齢福祉課
【電話】632-2332

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU