未来を担う子どもたちの成長には、家庭や学校はもちろん、地域の人々との関わり合いも大切です。
さまざまな活動を通して、子どもたちと地域の人々の笑顔が生み出されます。多様な「人」と触れ合い、多彩な「体験・経験」を重ねることで、これからの時代を生きる子どもたちに心豊かでたくましく育ってほしいと思います。
子どもたちと地域に元気を与える、学校を拠点とする2つの取り組みをご紹介します。
■学校と地域が一体となって子どもたちを支える
◇「魅力ある学校づくり地域協議会」って何をしているところ? ID:1006544
魅力ある学校づくり地域協議会は、市内すべての市立小・中学校区94校で活動している組織です。学校・自治会などの地域団体、企業などが一体となって、子どもたちを心豊かでたくましく育むため、ともに話し合い、協力して地域ぐるみの子育てに取り組んでいます。地域のボランティアの協力を得て、小・中学生のために次のような活動を企画・実施しています。
・登下校時のあいさつや見守り活動。
・学校の環境整備(美化活動など)。
・学校の授業支援(書道やミシンなど)。
・子どもたちの体験活動支援。
◇地域協議会からの声 子どもたちの健やかな成長を支えるために
私たちは学校と地域の橋渡し役として日々活動しています。子どもたちが、健康で、安心して学校に通い、地域の人々と触れ合うことでいろいろな学びを得てほしい。そのような願いを持って活動しています。
ボランティアに参加する人たちは、「誰かの助けになりたい」という思いを持っています。この思いが原動力となり、子どもたちのための活動につながっています。さまざまな世代の人たちと一緒に考え、話し合うことで、より良い活動にしていきたいと思っています。また、回覧などを通して、一緒に活動してくださる人を募集しています。ボランティアに参加したい人たちが参加しやすいような、地域の窓口でありたいと思っています。
これからも子どもたちが元気に成長していけるように、見守りながら活動していきます。
城東小学校地域協議会
◇こんな活動をしています 子どもたちと本とのより良い出会いのために
私たち「わくわくブック隊」は、読み聞かせ活動を行っています。子どもたちは月1回の読み聞かせの日を楽しみにしています。季節や行事にまつわる本の他、一人ひとりの隊員が子どもたちに「伝えたい」と思うテーマの本を選んでいます。
読み聞かせを通して、子どもたちに「夢を持ってほしい」「想像力を身に付けてほしい」という思いを持って活動しています。
読み聞かせの前後には、隊員が集まって、本の紹介や情報共有を行っており、次の活動に生かしています。
わくわくブック隊リーダー 小山教子(おやまきょうこ)さん
■体験活動を通して生きる力を育む
◇「放課後子ども教室」って何をしているところ? ID:1012031
希望するすべての児童を対象に、放課後に、体験活動や交流活動、学習支援などを行うことで、参加した児童がさまざまな活動を通してコミュニケーション能力などの「生きる力」を身に付けることを目的に活動しています。
工作や理科実験などの体験活動、将棋や茶道などの地域との交流活動、宿題や計算練習を行う学習支援など、各地域の特性を生かしたメニューを企画しながら、現在、55小学校区で実施しています。
◇こんな活動もしています 児童の健全な育成を手助けする 子どもの家 ID:1006548
子どもの家は、仕事などで昼間、保護者が不在になる家庭の児童を対象に、放課後の安全・安心な生活の場を提供しています。
子どもたちが遊びを通して基本的習慣などを身に付けられるよう、専任の支援員などがお手伝いをします。
その他:詳しくは、市HPをご覧になるか、生涯学習課【電話】632-2651へ。
◇晃宝小放課後子ども教室スタッフの声 放課後の子どもたちにたくさんの体験を
私たちは、子どもたちが、放課後子ども教室を通して成長でき、「参加して良かった」「楽しかった」と思ってもらえるような活動を企画しています。
地域の皆さんの協力を得ながら、ラッピング教室やドッチビー教室、ポップコーン教室や中学生との交流活動などを週に3・4回開催しています。
放課後子ども教室に携わることで、子どもたちの笑顔を見ることができ、成長を身近に感じられることが大きなやりがいです。これからも、子どもたちが伝えたいと思ったことを相手に伝えることができるような環境をつくりながら、他学年の子どもたちや地域の皆さんなど、多数の人とコミュニケーションを取ることを大切にし、関わり合いながら成長することができる活動をしていきたいです。
放課後子ども教室に参加・協力してくださる人は活動員にぜひお声掛けください。
問合せ:生涯学習課
【電話】632-2651
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