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はつらつ宮っこ

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栃木県宇都宮市

■挑戦し続けるカメラマン その瞬間を未来に残す

伊東 一平(いとう いっぺい)さん
[プロフィール]
市内で父の写真館を継ぎ、「第16回写真館賞」で経済産業大臣賞、「富士フイルム営業写真コンテスト」で銀賞・テーマ賞、「全国写真展覧会」で準特選などの成績を残している。

今年開催された「第16回日本写真館賞」。このコンテストで、伊東一平さんの作品「絵を描く男子」が、大賞である経済産業大臣賞を受賞しました。
「日本写真館賞」は、「全国展フォトコンテスト」「富士フイルム営業写真コンテスト」などに並ぶ、国内でも規模の大きいコンテストの1つです。コンテストは、営業写真や家族写真、学校スナップなど7部門で1位の優秀賞が各1作品選ばれ、その後、優秀賞の7作品から大賞である経済産業大臣賞が選ばれます。
194人、計1605枚の応募があった今回のコンテストを伊東さんは「スナップ写真は、あまり知られていない。そんな学校スナップ写真が、ブライダル写真やスタジオ写真などを抑えて、大賞を受賞したことは意義のあることでうれしい」と喜びをかみしめます。
経済産業大臣賞を受賞した作品「絵を描く男子」は、市内の小学生を教室で撮影したスナップ写真ですが、スタジオで撮影したかのように美しく、柔らかいライティングによって、絵を描く少年の喜び、楽しさを自然な表情で捉えた部分が評価されました。この作品を伊東さんは「絵を描いている姿を見て、この子に撮らされた写真だった」と話します。
高校卒業後、父の影響でカメラを始め、平成3年に父の写真館を継いだ伊東さん。お客さんの笑顔を引き出し、写真を撮りながら、その傍らで、数々のコンテストに入選してきました。
コンテストに挑戦し始めたきっかけを「父が自分に内緒で写真を応募し、入選したこと」と語ります。「そこからコンテストに自ら挑むようになり、今は、賞を取り続けたいとやる気につながっている」と目を輝かせます。
また、カメラマンの魅力を「演出家でもあるカメラマン。その瞬間の雰囲気を作り、表情を引き出し、思い通りの表現ができた時は気持ちが良い。」と力強く語ります。
今後について「これからも自分にしか撮れない写真を作り、写真館のお客さんを喜ばせたい。そして、他の大きなコンテストにも挑み最高賞を取りたい」とやる気に満ちあふれています。
意欲的に挑戦し続ける伊東さん。人を笑顔にし、人の心を動かしながら、これからも、シャッターを切り続けます。

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