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「ネットワーク型コンパクトシティ(NCC)」を基盤とした脱炭素社会の構築(1)

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栃木県宇都宮市

~ライトライン沿線における「脱炭素先行地域」の取り組み~

■脱炭素先行地域とは
2050年カーボンニュートラルに向けて、民生部門(家庭部門および業務その他部門)の電力消費に伴うCO2排出の実質ゼロを実現し、運輸部門や熱利用なども含めてその他の温室効果ガス排出削減についても、国全体の2030年目標と整合する削減を地域特性に応じて実現する全国のモデル地域です。
本市は、令和4年11月に環境省から選定されました。

■取り組みについて
対象エリア:JR宇都宮駅東側のライトライン沿線。
対象施設:公共施設16施設、民間施設23施設、大学2施設、住宅約1500戸。
主な取り組み:
本市が目指す「ネットワーク型コンパクトシティ(NCC)」構築の先行的エリアであるライトライン沿線において、対象施設に太陽光発電設備・蓄電池などを最大限導入し、電力の自家消費を推進する他、宇都宮ライトパワーによる再生可能エネルギーの一括調達と高度なエネルギーマネジメントを行い、2030年度までに、民生部門の電力消費に伴うCO2排出の実質ゼロを実現します。
また、民生部門以外の取り組みとして、ライトラインのゼロカーボントランスポートやEVバスなどを中心とした公共交通ネットワークの脱炭素化により、公共交通の利用促進を図る「ゼロカーボンムーブ」を構築することで、運輸部門のCO2を削減します。
※詳細は本誌またはPDF版をご覧下さい。

■取り組みにより期待される主な効果
ゼロカーボンムーブの構築により、公共交通全体の利便性の向上が図られ、地域の活性化や交流機会が増加し、都市機能が集積した拠点が形成されることにより、自動車依存からの脱却を推進します。
これにより、運輸部門のCO2排出量の削減や、ウォーカブルなまちづくりなど、市民の暮らしの質の向上が期待されます。

太陽光発電設備と蓄電池を同時に導入することによって、各対象施設における電力の自家消費が高まります。
また、宇都宮ライトパワーがエネルギーマネジメントを行うことで、蓄電池やEV車を制御し、地産地消率を高めるとともに、地域内での経済循環を図ります。

地域防災拠点や一時避難場所などにおいて、太陽光発電設備や蓄電池を設置することにより、防災対応力の強化を図り、安全・安心なまちを実現します。

■脱炭素先行地域全体イメージ

問合せ:環境創造課
【電話】632-2418

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