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はつらつ宮っこ

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栃木県宇都宮市

ID:1008394
心に浮かぶイメージを川柳で表現

青柳 婦美子(あおやぎ ふみこ)さん
プロフィール
川柳・キャッチフレーズ・短歌を趣味としている。本市の上下水道事業キャッチフレーズの最優秀作品賞の受賞や、「めざせ!食品ロス・ゼロ」川柳コンテストで消費者庁長官賞を受賞するなど活躍している。

消費者庁によって開催された「めざせ!食品ロス・ゼロ」川柳コンテスト。本大会で、青柳婦美子さんの作品「完食の ごちそうさまは よく響き」が、消費者庁長官賞を受賞しました。
本大会は、川柳づくりを通して、食品ロス削減の取り組みを国民運動として広く展開することを目的としています。青柳さんは、本大会での結果を振り返り、「驚いたのと同時に、他の人に評価してもらえたことがうれしかった。最初は信じることができず、実感が湧かなかった」と笑みを浮かべます。
1万9717件の応募から選ばれた作品「完食の ごちそうさまは よく響き」は、食事を残さず食べることで、作った人も食べた人も気持ちが良く、ごちそうさまの声が弾む様子を表しています。「給食などで子どもたちの元気な声が聞こえてくる様子を感じ取ってほしい」と作品への思いを話します。
今回のテーマである食品ロスは、売れ残りや食べ残し、賞味期限切れなど、本来食べられるのに捨てられてしまう食品のことを言います。テーマについて「家で料理をする際に、完食を心掛けた量を作るようにしているため、テーマを身近に感じた」と振り返ります。
川柳は、五・七・五のリズムで詠む口語の定型詩です。五・七・五というリズムはあくまで原則で、口語以外の言葉を用いることもあります。川柳に出会ったきっかけを「子どもが生まれ、仕事と家事を両立しながらできる趣味として川柳に出会った。家事をしながら川柳を考えるのが楽しくて夢中になり、初めて大会で賞をもらった時は、大人になってもらう賞状に感動した」と当時を思い返します。
青柳さんは、川柳を書く際にイメージを大切にします。何か作業する時も常に川柳について考え、テーマをイメージをした上で語句を探し、並び順を推考します。「川柳の良さは素直に言葉にしやすいところ。また、触れたことのないテーマの時は、調べて知識を得てから作るため、川柳を通して世の中を知ることができる」と目を輝かせます。
今後について「さまざまな大会に積極的に挑戦し、一生付き合う趣味として川柳を楽しみたい」と語る青柳さん。これからも自分の思いや感情をストレートに表現し続けます。

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