ID:1035777
本市では、市民福祉・行政に貢献した人、文化やスポーツ活動で活躍した人、宇都宮の名声を高めた人や広く市民に敬愛されている人などを、毎年宇都宮市表彰条例に基づき表彰しています。
今回は、令和5年度に表彰した皆さんを紹介します。
■市政功労表彰
地方自治の振興、社会福祉の増進などの功績があった4個人・4団体(敬称略)を表彰しました。
■うつのみや市民賞
文化やスポーツ活動において、全国規模以上の大会などで最高位または、それに準じる成績を収めた66個人・7団体(敬称略)を表彰しました。
■市長特別賞
市長が特に顕彰することが適当と認められる功績を収めた2個人を表彰しました。
※詳細は本紙またはPDF版をご覧下さい。
功績や活動の内容表彰者の功績など、詳しくは、市HPをご覧ください。
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■6回目のうつのみや市民賞受賞
特別全国障害者スポーツ大会
燃ゆる感動かごしま大会で優勝
都道府県や指定都市から選考された選手たちが全国から集い、昨年10月に鹿児島県で開催された「特別全国障害者スポーツ大会」。
今大会に出場した薄井えりかさんは、卓球の「女子シングルス壮年の部」で優勝し、金メダルを獲得しました。この功績を踏まえ、今回で6回目のうつのみや市民賞の受賞となりました。
大会には、正式競技・オープン競技合わせて、全国から延べ5万3310人が参加し、熱戦を繰り広げました。
薄井さんは、令和4年に県内各地で開催された「第22回全国障害者スポーツ大会いちご一会とちぎ大会」でも、「一般卓球成年女子知的障害の部」に出場し、優勝している他、世界大会での優勝経験もあり、世界的に実力のあるプレイヤーとして活躍しています。
大会に出場した時の気持ちを「開会式では旗手を務めたので緊張した。大会の前日も緊張でなかなか眠れなかったが、優勝できてうれしかった」と振り返ります。
薄井さんが卓球を始めたのは高校を卒業してからで、働いていた職場に卓球台が設置されており、実際に競技をやってみたいと興味を持ったのがきっかけでした。初めての大会に出場した際に味わった悔しさが原動力となり、以来、約20年間にわたって競技を続けています。
現在は別の職場で、月〜金曜日の昼間は働く傍ら、土・日曜日の休日には県内の練習会や、時には県外の一般の練習会にも参加し、障がいの有無に関わらず練習に励んでいます。
また、卓球の魅力について薄井さんは「みんなと同じ立場で同じ競技ができるのが楽しい。卓球を始めて、全国に知人や友人ができ、知り合いの輪が広がった。お互いに連絡も取り合っており、大会の時は、会う機会も多いのでうれしい。私にとっては、人との関わりやつながりが一番大切なので、これからも大事にしていきたい」とほほ笑みます。
今後の目標については、「サーブには自信があるが、レシーブは苦手としているので、技術をもっと磨いていきたい。一番大事にしていきたいのは、とにかく楽しんでやること」と語ります。
周囲の人とのつながりを大切にしながら、競技を続ける薄井さん。今後の活躍から目が離せません。
問合せ:秘書課
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