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連覇に向けて着実に前へ
はっけよい!
簗瀬小学校 高田 怜唯羅(たかだ れいら)さん(6年)
プロフィール
小学4年生から柔道と相撲を始める。TSU宇都宮相撲道場に所属。昨年10月に開催された「第20回全国少年相撲選手権大会」で、初の全国優勝を果たす。
全国から強豪選手が集い、昨年10月9日に東京都・立川立飛アリーナで開催された「第20回全国少年相撲選手権大会」。
本大会に出場した高田怜唯羅さんが、「女子小学5年」の部で優勝し、横綱の座を獲得しました。
「女子小学5年」の部には、全国各地の相撲のクラブチームに選手登録する13人の精鋭が参加し、白熱した戦いを繰り広げました。
大会優勝経験者など、あまたの強豪選手がひしめく中、高田さんは強靭な足腰を生かした得意の投げ技や寄り倒しで勝ち上がり、初の全国大会優勝に輝きました。高田さんが所属するTSU宇都宮相撲道場にとっても、初の全国チャンピオンの誕生となりました。
大会に出場し優勝した時の気持ちを「緊張せず、いつも通り平常心でいることを意識していたが、まさか優勝できるとは思っていなかった。優勝できてうれしかったが、自分でもすごく驚いた」と率直に振り返ります。
高田さんは小学4年生から柔道を始め、小学4年生の7月からは相撲にも取り組み始めました。「わんぱく相撲で2回全国大会に出場したが、納得のいく結果が出せず悔しかった。その悔しさが、本格的に相撲にも取り組んでみたいと思ったきっかけだった」と当時を思い返します。柔道を学んでいることもあり、相撲でも投げを得意としている高田さん。相撲の好きなところについて、「投げが決まったり、押し出したりした時の気持ち良さ」だと話します。
指導する高木飛翔(たかぎつばさ)監督は、高田さんの大会での結果について「柔道は引きが重要なのに対し、相撲では押しが重要になる。優しい性格もあり、引いてしまう場面もあったが、気持ちが乗って、思い切り当たって前に出ることができたことが、優勝につながったのではないか。体格にも恵まれており、同年代でもトップクラスに強い選手だ」と評価しています。
今後の目標について高田さんは「優勝できたのには驚いたが、日ごろの稽古の成果だと思うので、これからももっと強くなりたい。今年の10月20日に同じ大会が開かれるので、もう一度優勝したい」と連覇に向けて意気込みを語ります。高田さんは、これからも前に出ることを意識しながら、着実に次の勝利へと向かって進んでいきます。
※「高木飛翔」の「高」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。
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