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はつらつ宮っこ

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栃木県宇都宮市

ID:1008394
夫婦の絆で掴んだ国際写真サロン最高賞

江川 多嘉(えがわ たか)さん
プロフィール
朝日新聞社、全日本写真連盟が主催し、海外、国内から計7,629点の応募があった今年の「第84回国際写真サロン」で、最高賞の審査委員特別賞を受賞。

朝日新聞社、全日本写真連盟が主催し、国内外から計7629点の応募があった「第84回国際写真サロン」。
市内在住の江川多嘉さんが撮影した作品「スマホに興味」が、海外、国内から各3点のみが選出される、最高賞の審査委員特別賞を受賞しました。
作品の受賞の連絡を昨年12月に受けた多嘉さんは、その際の気持ちを「普段から夫と一緒にさまざまなコンテストに応募してきたが、今までで一番規模の大きなコンテストでの受賞で、とても驚いた」と話します。
多嘉さんは、二人の息子の子育てが落ち着いた31年前に、20代の頃から写真が趣味だった夫の清さんの勧めで、清さんが持っていたカメラのうち1台を譲り受け、写真を撮り始めました。多い時には、月に10日は夫婦で一緒に写真を撮りに行っていましたが、現在は多嘉さんの持病の影響で、以前ほどの外出は難しくなってしまったと言います。写真にのめり込んだきっかけについて「コンテストに応募してみたところ、すぐに入選したことが嬉しく、どんどん写真の魅力に取りつかれていった。一番の魅力は、写真一枚の中にも、被写体となる人や物の紡いできた歴史や物語が写り込むこと」だと語る多嘉さん。
今回受賞した作品は、ススキなどの草を束ねて家畜の餌などに利用する「茅ボッチ」を撮影しに、江川さん夫婦と友人の3人で日光に行った際、途中の道で偶然二宮金次郎(にのみやきんじろう)像を見かけたことがきっかけで撮影したといいます。作品に写っている友人の持つスマートフォンを、二宮金次郎が覗き込んでいるようなユーモラスな構図については「いろいろな角度から撮影していて、帰ってから改めてデータを確認したところ、偶然このような構図になっていてとても面白いと思った。この写真が撮れたのは、いくつもの偶然が重なった結果。夫の運転する車の中では、いつも景色を見ながら構図を考え、頭の中のシャッターを切るようにしているので、それが実った」と笑います。
二人三脚で長年写真を撮り続けてきた江川さんご夫婦。これからも、二人で切磋琢磨しつつ、お互いを支え合いながら、まだ見ぬ新しい出会いや風景を求め、世界を写し撮る旅を続けます。

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