9月はみんなで認知症への正しい理解を深める「市みんなで考える認知症月間」です。認知症は誰にでも起こりうるものです。この機会に、認知症を自分の事として考え、正しく理解し、認知症に備えましょう。
■認知症ってなに?
認知症は、誰にでも起こりうる脳の病気によるもので、さまざまな原因により脳に変化が起こり、それまでできていたことができなくなり、生活に支障が出てくる状態をいいます。
■認知症になるとどうなるの?
認知症の症状は、「認知機能障がい」と「行動・心理症状」の大きく2つに分けられます。
◇認知機能障がい
例えば……
・覚えられない。
・すぐ忘れてしまう。
・月日、場所、人が分からない。
・2つのことが重なると理解できなくなる。
◇行動・心理症状
例えば……
・自信を失い、すべてが面倒に。
・将来への望みを失って鬱(うつ)に。
・道に迷って家に帰れなくなってしまう。
■認知症について知りたい!相談したい!
◇世界アルツハイマーデー記念講演会
日時:9月15日(日)午後2時〜3時45分。
会場:とちぎ福祉プラザ(若草1丁目)。
内容:キーワードは「認知症に備える」。星野雄哉(ほしのゆうや)さん(白澤病院・認知症外来医師)や渡邉真一(わたなべまさかず)さん(白澤病院・作業療法士)による、認知症の症状や治療、認知症に備えるためにできることを学ぶ講演会。参加者には、記念品としてトートバッグを配布。
定員:先着300人。
申込開始:9月4日。
申込方法:直接または電話、ファクス(郵便番号・住所・氏名・ふりがな・電話番号を明記)で、高齢福祉課(市役所2階)【電話】632-2332【FAX】632-3040へ。
定員に満たない場合、当日、直接参加を受け付けます。
◇もの忘れ相談会
日時:9月15日(日)午前11時30分〜午後1時30分。
会場:とちぎ福祉プラザ。
内容:最近、認知症かもしれないと不安を感じている人やその家族のための無料相談会を行います。世界アルツハイマーデー記念講演会と同日開催します。
相談者には、お薬ケースを配布。
◇認知症サポーター・パートナー
本市では、認知症の人とその家族を応援する「認知症サポーター」と、認知症を正しく理解し、具体的な実践者となる「認知症パートナー」を養成しています。
サポーター養成講座やパートナー養成講座は随時開催しています。詳しくは、高齢福祉課へお問い合わせください。
■認知症サロン(オレンジサロン)
認知症の人やその家族が交流でき、悩みを相談できる場所です。
■地域で認知症の人を支えるためにできること
本市では、市民の皆さんが認知症について正しく理解し、認知症の人やその家族が安心して暮らすことができる地域づくりを目指し、さまざまな事業に取り組んでいます。
◇認知症の人が行方不明時に早期発見 捜索支援アプリ「オレンジセーフティネット」 ID:1032728
認知症の人が行方不明になっても、地域で協力して捜索を行うためのアプリを提供しています。
「オレンジセーフティネット」に登録したい人、地域で協力していただける人を募集しています。
詳しくは、市HPをご覧ください。
◇認知症の人を見つけやすく! 見守りグッズの配布 ID:1032725
地域で困っている人を見掛けたときに、声を掛けやすいよう、認知症の人を対象に「見守りグッズ」を配布しています。
見守りグッズのマークが付いたキーホルダーやカードケース、お守り型巾着袋などがあります。
申込方法など、詳しくは、市HPをご覧ください。
※詳細は本紙またはPDF版をご覧下さい。
問合せ:高齢福祉課
【電話】632-2332
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