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世界の頂を目指したAI・自動運転ロボット
帝京大学理工学部情報電子工学科
大瀧 悠翔(おおたき ゆうと)さん(2年)
大輪 祐聖(おおわ ゆうせい)さん(1年)
神田 涼太(かんだ りょうた)さん(1年)
プロフィール
国際的なロボットコンテスト「World Robot Olympiad2024JAPAN(ジャパン)決勝大会in(イン)富山」のフューチャーエンジニアーズ部門で優勝し、世界大会に出場。チーム名は「帝京ロボスター」。
今年8月、富山市で開催された国際的なロボットコンテスト「World R obot Olympiad2024JAPAN決勝大会in富山」。
帝京大学宇都宮キャンパスのチーム「帝京ロボスター」が、フューチャーエンジニアーズ部門で優勝し、日本一に輝きました。
「帝京ロボスター」は、帝京大学理工学部情報電子工学科に所属する2年生の大瀧悠翔さん、1年生の大輪祐聖さん、神田涼太さんの3人のチームで、蓮田学科長の指導の下、高度なロボットの自動運転技術が求められる同大会の最も難易度の高い部門で優勝、11月に行われた世界大会にも日本代表として出場を果たし、52カ国中16位の成績を残しました。
1年生の大輪さんと神田さんは、今年5月から大会への出場を目指し、全くの未経験の状態からAI・自動運転ロボットの製作に取り組み始めました。現在2年生の大瀧さんは、昨年の同大会で準優勝の経験があり、積み上げてきた経験やノウハウを今大会での優勝に向けて注ぎ込み、授業の合間や夏休み中など、多い日には3人で一日に7時間程度を準備に費やしました。
大会では、直前に指定される縦3m×横3mのコースを、ロボットに搭載されたカメラで障害物や壁を識別して回避しながら3周し、最後は指定されたエリアに駐車をする高度な技術が求められ、全国から5チームが出場したものの、難易度の高さから、コースを完走できたのは全出場チーム中「帝京ロボスター」のみとなりました。
大会について神田さんは「ロボットが完全な自律制御でコースを自走していくため、電源を入れてからは自分たちでの操作ができず、結果を見守ることしかできない。自分は特に駐車する際のプログラムを担当したが、全国大会では完全に駐車させることができず、世界大会では特にそこに力を入れた」と振り返ります。ロボット競技の魅力について大瀧さんは「試行錯誤しながらプログラムを組み、自分の想定通りにロボットが動いた時に楽しさを感じる」、大輪さんは「ロボット競技で学んだことが、他の分野にもつながって生かせることが面白い。今後はロボットに限らず、新しい分野にも挑戦したい」と語ります。
ロボット競技で培った確かな知識と技術を携え、3人のエンジニアは次なる未来へと歩を進めます。
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