◆大学生が30年後の未来を描く「20代のレポート 未来発!おやまノート」
30年後、市制100周年を迎える2054年の未来の小山市の姿を、小山市に関わる全ての人が共有できるよう田園環境都市おやまビジョンの策定を進めています。今回は、未来に生きる若い世代ならではの記事を書いてほしいと取材・執筆を依頼している白鷗大学 地域メディア実践ゼミの記事「20代のレポート 未来発!おやまノート」(WEB版おやまアサッテ広場にて公開中)をご紹介します。
今は未来、2054年○月-。
記事はこの一文から始まります。未来発!と銘打つこの企画は大学生が30年後の未来にいるという想定に立って記事を書く取り組みです。
市で行っている市内各地区の成り立ちやそこに住む人の思い(風土)を調べる風土性調査と連携し、調査が終了した地区について、調査結果から取り扱うテーマを決め、学生が追加で取材を行い、記事にしています。
その作成過程は大きく3つの段階に分かれます。
(1)夢見る…取材から自由に「将来こうなったら楽しいな」という未来をたくさん創造します。
(2)遡る…夢見た未来から現在までをさかのぼって考え、間に何があったかを埋めてみます。
(3)組み立てる…(1)(2)で出たものをグループ分けし、ストーリーが繋がるよう並び替えます。
このように最初に目指す未来を設定し、その実現に必要な要素を逆説的に考えていく思考法はバックキャスティングと呼ばれます。田園環境都市おやまビジョンも30年後の市民一人一人のウェルビーイングの実現を描き、それに向かって今後必要な取り組みを考えるために策定を目指しており、その根底にはこのバックキャスティングの考え方があります。
未来を描くことは、楽しいこと。WEB版おやまアサッテ広場では、こうして作成された記事や、取材の際の学生たちの思いを綴った編集後記も掲載されていますので、ぜひご一読ください。
問合せ:田園環境都市推進課
【電話】22-9379
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