日光学・わがまちきらり発見隊 ー日光の歴史を、八王子市で勉強してきましたー

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日光に住んでいても知らない自然や歴史、文化など、地域の宝を再発見して周りに広めていく地域づくり活動実践者の養成と、地域の連携づくりを目的に、市は、「日光学・わがまちきらり発見隊」事業を行っています。
今年度は、市内の小学6年生・中学1年生と、青少年リーダーとして活動する中学生・高校生を対象に、日光市と八王子市が姉妹都市となったきっかけである「八王子千人同心(せんにんどうしん)」を学ぶため、八王子市を訪問しました。
事前研修を7月に2回実施し、8月8日からの2泊3日の研修へ気分を高めました。

◆1日目(8月8日)
今市文化会館で出発式を行い、八王子市に向けて出発。まずは、八王子博物館のあるサザンスカイタワー八王子で班別の昼食をとりました。
その後、博物館を訪問。学芸員の解説後、八王子千人同心の最後の千人頭(がしら)の、「石坂弥次右衛門義礼(いしざかやじえもんよしかた)」の墓を参拝し、八王子千人同心への理解を深めました。

◆2日目(8月9日)
朝から雨予報だった天気は、奇跡的にも一時あがり、「高尾の森わくわくビレッジ」での野外活動(ターザンロープや大きなシーソーなど)を行いました。参加者は自然体験を通じて、協調性や挑戦することの大切さを学びました。
昼食は班ごとにカレー作りを体験しました。火の起こし方やお米の炊き方などを学びながら、「みんなで作ったカレーはおいしい」と頬張っていた笑顔が印象的でした。

◆3日目(8月10日)
お台場の「日本科学未来館」を目指し、宿を出発。事故渋滞で遅れましたが、無事に到着し、館内を班ごとに見学。シンボル的な大きな地球儀やロボットなど、最先端の科学技術を学習しました。
青少年リーダーがアドバイスをする場面もありましたが、参加者は事前に立てた計画に沿って行動することができました。この見学で、参加者は未来への想像を深めました。

◆事後研修・報告会(8月19日)
午前中、研修成果をまとめ、午後には担任の先生や保護者など大人たちの見守る中で報告しました。緊張しながらも、参加者は立派に発表しました。
来年も、魅力いっぱいの「わがまちきらり発見隊」を予定していますので、ぜひ参加してください。

【MEMO】
八王子市は、都心から西へ約40kmに位置する人口約58万人の中核市です。日光市と八王子市は、昭和49年(1974年)に、姉妹都市の盟約を結び、来年50周年を迎えます。
両市の縁は、現在の八王子市を含む一帯に住んでいた江戸幕府の家臣団である「八王子千人同心」にあります。彼らは、幕末まで「日光火の番」として、二社一寺の防火と警備を勤め、出火時の消火活動を行いました。
日光市が現在、国際観光都市として世界中から多くの観光客を迎えることができるのは、二社一寺を守った「八王子千人同心」のおかげ、ともいえます。

問合せ：生涯学習課
【電話】0288-21-5182