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日光市起業・創業支援サロン 〜起業を考える方、経営者の方はぜひ活用ください〜(1)

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栃木県日光市

市は、市内で起業を考える方や起業して間もない方、経営者などを支援するため、「日光市起業・創業支援サロン」を開設しています。このサロンは、「起業に関心がある」「起業のノウハウを学びたい」「新商品・サービスを開発したい」「販路を拡大したい」など業種や状況で異なるさまざまな相談を、起業・経営支援の経験が豊富な専門家であるアドバイザーが個別に対応します。

■今回は、サロンを利用して起業した方の声をお届けします!
〇寺尾 美輝(てらおよしき)氏
(TERA(テラ)代表:プライベートキャンプ場)

日光市の自然に惚ほれ、一日一組限定のプライベートキャンプ場を経営している寺尾さん。県外からキャンパーが訪れ、リピーターも多いそう。
今回は、そんな寺尾さんから起業までの道のりを伺いました。

◆日光でキャンプ場を!
元々キャンプが好きなこともあり、日光にも度々訪れていました。営業の仕事に就いていましたが、自分の人生プランの中で起業を志していたので、会社で得られる経験はすべて得たと思ったタイミングで起業しました。
実はキャンプ場以外での起業も考えていましたが、偶然日光でキャンプをしていた時に、自然が豊かで水がきれいなことから、直感で「ここでキャンプ場をやりたい」と思いました。

◆自分で勝ち取った信頼
起業に向けて、まずは、キャンプ場の運営を学ぶため、会社員をしながらキャンプ場でアルバイトをしました。同時に今の土地を見つけ、持ち主のもとへ交渉するために足を運び、契約まで10回以上通いました。今では信頼していただき、土地や施設などの管理も任されています。

◆行動力と熱意は人一倍
起業をする上で大切にしていたことが2つあります。1つ目は、失敗を恐れず行動することです。すべてが計画どおりにいくわけではないので、いかに恥をかいて、失敗を糧に、切り替えて次に進むことができるかが大切だと考えています。
2つ目は、熱意を持つことです。地域からみたら自分は若輩者ですが、キャンプ場に対する熱意だけは人一倍あったので、その気持ちがあったからこそ思いが伝わり、信頼してもらえたと思っています。
自分は楽観主義なので、時々一緒にキャンプ場を経営している友人に冷静にたしなめられることも…。

◆人とのつながりが助けとなる
起業するまですべてが順風満帆だったわけではなく、人間不信に陥りそうになったこともありました。そんな時、助けてくれた方々がいて今があります。地域の方、金融機関、先輩経営者など、これまで築いてきた人とのつながりがあったおかげです。

◆起業活動の窓口となった場所
サロンを知ったのは、栃木県よろず支援拠点の乾(いぬい)コーディネーター(サロンの第3日曜日担当)からの紹介でした。そして島田(しまだ)先生には、資金面を中心に相談。また、事業の進捗状況の確認や事業計画の作成の度に利用していました。自分の起業状況も先生に報告していたので、随時、先生からアドバイスいただいて、起業の窓口として相談させてもらいました。

◆失敗を恐れないこと!
これから起業する方は、本当にうまくいくのかなど強い不安があると思いますが、「まずはやってみる、行動してみる!」を心がけて、だんだんと形にしていくことが大切です。壁に直面しても折れてしまうのではなく、諦めずに頑張ることも大切だと思います。

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