栃木県を代表するタウン情報誌といえば「monmiya(もんみや)」。皆さんも、一度は手に取ったことがあるのではないでしょうか。
同誌は月刊誌で、毎号、シズル感溢れる表紙や、「栃木のラーメン」「景色と過ごすおいしい時間」「気分は肉、一択」など、ついページをめくりたくなるような、魅力的な特集が巻頭を飾り、創刊以来47年間、多くの県民の支持を得てきました。
広報にっこう10月号の発行日と同じ、9月25日発売のmonmiya10月号は、なんと「日光隠れすぎ遺産」特集です!市内でも自分だけが知っている、隠れすぎているけど、キラッと光るおいしいものやすてきな場所、おもしろい人などが「日光隠れすぎ遺産」として紹介されています。
市内の小中学生や、市内外の皆さんからSNSなどを通して寄せられた「日光隠れすぎ遺産」が、どのように誌面を飾っているのでしょうか。
この特集は、monmiyaの編集者である上野真陽(うえのまよ)さんが担当し、構想から約1年もの歳月をかけて、市民の皆さんの協力の下、渾身(こんしん)の48ページがついに完成しました。
そこで今回は、日光市に密着してくれた「monmiya」制作の裏側を、「広報にっこう」が密着取材して紹介します。
■日光隠れすぎ遺産ってなに?
日光隠れすぎ遺産は、市が「NEW DAY,NEW LIGHT.」を合言葉に進める、ブランディングの思いを知ってもらうための取り組みです。NEW DAY,NEW LIGHT.のコンセプトは、古くからあるものから新しくできたものまで、さまざまな魅力に光を当てて発信すること。
この認知拡大のために、日光隠れすぎ遺産を実施しています。
◇市民の皆さんと一緒に日光のまだ知られていない魅力を探求!
本当はとても魅⼒的なのに、まだガイドブックには載っていないような、グルメ・絶景・地元の有名人など、市⺠だからこそ教えられる、⽇光のまだ知られていない魅⼒を「日光隠れすぎ遺産」として発掘して発信する取り組みです。市内の小中学生に隠れすぎ遺産を紹介してもらい、その魅力を発信。
令和4・5年度は人気芸人さんのYouTubeで発信してきましたが、今年はmonmiyaさんで特集することになりました!
■見せます!取材の裏側
上野さんの取材に密着し、monmiyaの取材の裏側を紹介します。どんな「日光隠れすぎ遺産」の取材だったのかは、本誌のお楽しみです!どの現場も和やかな雰囲気でした~。
◆monmiya(もんみや)編集部 上野さんに密着取材!
「日光隠れすぎ遺産」特集ができるまでを紹介します。
◎株式会社新朝プレス
上野 真陽(うえのまよ)さん
入社5年目の編集者。好きなものはラーメンとビール。愛称はマヨマヨ。
(1)隠れすぎ遺産を募集
monmiyaのSNSと、市内小中学校で応募用紙を配布して、特集のタネになる隠れすぎ遺産を募集しました。
(2)どれを掲載するか会議
集まった隠れすぎ遺産は、2、000件以上!その中からどれを掲載するか検討会議をしました。県内を知り尽くした上野さんも、たくさんのディープな情報を前にアイディアを練っていました。
(3)リサーチ
誌面掲載の候補に挙がった隠れすぎ遺産を、日光市に足を運んで実際に見たり食べたりしてリサーチします。monmiyaの品質を保つための重要な工程です。
(4)ページ割り案決定
どのページに何を掲載するかなどを考えてページ割りを作ります。
(5)取材アポイント
取材先に電話、時には足を運んでお願いをし、取材のアポイントを取ります。今回は60件以上のアポ取りをしました。
(6)レイアウトミーティング
取材先がある程度決まったら、誌面を作るデザイナーと打ち合せをします。上野さんが描いたラフ案や過去の誌面などを参考にしながら、どんな誌面にしたいか、デザイナーにイメージを伝えます。
(7)取材
アポイントを取った店舗や学校に足を運び、インタビューや撮影をします。記事を書くライターやカメラマンに取材を依頼する現場もあれば、上野さんが取材することもあります。今回は、宇都宮市にある会社から何度も日光市に通ってくれました。
(8)編集
取材内容をもとに、上野さんやライターが記事を書き起こし、デザイナーが誌面を制作していきます。
(9)校正(記事内容の確認)
出来上がった誌面案を並べ、情報の間違いや、色味の調整が必要ないかなどを確認します。机上に並んだ誌面案は圧巻!社内の確認が終わったら取材先へも確認します。
(10)印刷製本
誌面の確認が終わったら、印刷業者へ入稿し、印刷製本します。
ついに…発行!
県内の書店やコンビニなどで販売されます。
◆上野さんInterview
〇monmiyaも知らなかった日光
今までにも、日光市のお店などを紹介することはありましたが、皆さんから教えていただいた「日光隠れすぎ遺産」を見て、知らないものも多くて驚きました。
monmiyaでは、「地域の人」を詳しく取り上げることが少なかったのですが、今回は、たくさんの方に登場していただきました。一言の口コミから思いもよらないエピソードを聞くことができて、取材がとても楽しかったです。もちろんグルメも魅力的で、特に、リサーチで伺った「レストランまこ」さんのグラタンがとてもおいしくて、個人的にリピートしたいと思っています。
日光市の皆さん、私たちも知らない魅力をたくさん教えていただき、ありがとうございました!隠れすぎた魅力がいっぱい詰まったmonmiya10月号を、ぜひ手に取ってみてください。
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