9月に開催された市議会で、令和5年度の一般会計と特別会計(7会計)、水道事業会計、下水道事業会計合わせて10会計の決算が承認されました。
今回は、その内容をお知らせします。
■一般会計
令和5年度の一般会計の決算額は、歳入が446億3、977万円(対前年度比0・6%増)、歳出が430億9、604万円(対前年度比1・9%増)でした。差引額は前年度比25・5%減の15億4、373万円で令和6年度へ繰り越しとなります。
歳入のうち、市税など市の自主的な収入である自主財源は199億9、473万円(44・9%)、国や県から交付される地方交付税や国庫・県支出金、市の借金である市債などの依存財源は246億4、504万円(55・1%)でした。なお、財政調整基金の取り崩しは行いませんでした。
歳出は、民生費が138億6、398万円(32・2%)、総務費が61億3、534万円(14・2%)、公債費が59億7、930万円(13・9%)、衛生費が42億3、771万円(9・8%)などの順となりました。
▽一般会計決算額
歳入:446億3,977万円
歳出:430億9,604万円
差引額:15億4,373万円
■特別会計
令和5年度の特別会計(7会計)の決算額は、歳入が185億8、287万円で対前年度比1・3%の増、歳出が178億9、866万円で対前年度比1・7%の増となりました。差引額の6億8、421万円は令和6年度へ繰り越しとなります。
▽特別会計決算額
■水道事業会計
令和5年度の収益的収支における収入は、19億8、473万円(消費税込み)で、支出は19億5、485万円(消費税込み)で、差し引き2、988万円(消費税を抜いた純損失は4、085万円)となりました。
資本的収支における収入は5億5、943万円で、支出は13億6、536万円(消費税込み)でした。差し引き8億593万円の不足は、過年度分損益勘定留保資金(※1)などで補てんしました。
▽水道事業会計決算額
※1 損益勘定留保資金…減価償却費など現金支出を伴わない費用により留保される資金。
※2 収益的収支…事業運営を目的とした収入・支出のこと。
※3 資本的収支…施設整備を目的とした収入・支出のこと。
※4 ▲はマイナス、すべて消費税込みの金額。
■下水道事業会計
令和5年度の収益的収支における収入は29億2、063万円(消費税込み)で、支出は24億5、163万円(消費税込み)で、差し引き4億6、900万円(消費税を抜いた純利益は4億5、595万円)となりました。資本的収支における収入は7億4、392万円で、支出は16億5、817万円(消費税込み)でした。差し引き9億1、425万円の不足は、当年度分損益勘定留保資金(※1)などで補てんしました。
▽下水道事業会計決算額
■1人あたりに使われたお金の内訳
使われたお金を市民1人あたりに分けてみると56万7,344円で、内訳は下のとおりです。
※令和6年3月31日現在の住民基本台帳人口7万5,961人で計算しています
◇総務費…8万770円
企画や税金、物価高騰対策などの事務に関する経費
◇民生費…18万2,514円
子どもや高齢者、障がいのある方などを援助するための経費
◇衛生費…5万5,788円
市民の皆さんの健康維持・増進や、ごみを処理するための経費
◇商工費…3万2,121円
商工業の支援や育成、観光施設の整備や管理を行うための経費
◇土木費…4万1,756円
道路や公園、市営住宅などの整備や管理をするための経費
◇消防費…2万6,411円
消防活動や防火水槽の設置などを行うための経費
◇教育費…5万692円
学校運営や社会教育、文化・スポーツを充実させるための経費
◇公債費…7万8,715円
借り入れをした市債の元金や利子の返済金
◇その他…1万8,577円
農林水産業費の振興や議会運営に関する経費など
問合せ:
・一般会計と特別会計について…財政課
【電話】0288-21-5162
・水道事業会計について…水道課
【電話】0288-21-4532
・下水道事業会計について…下水道課
【電話】0288-21-5150
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