■2.「わたしの一冊」のすゝめ。
久々に本を手に取るとき、何から読んだらいいか、迷ってしまいますよね…。
そこで、市内各図書館に来館していた本好きの皆さんに、「わたしの一冊」を教えてもらいました!ぜひ、「あなたの一冊」も見つけてみてください。
▽「わたしの一冊」インタビュー項目
(1)お気に入りのシーン
(2)「わたしの一冊」との出会い
(3)「わたしの一冊」から受けた影響
(4)どんな人におすすめ?
(5)あなたにとって読書とは
◆薄井 茜(うすいあかね)さん(大室小3年生)
〇かいけつゾロリ なぞのスパイと100本のバラ(ポプラ社)
原(はら) ゆたか 作・絵
[あらすじ]
ステキな女の人ローズに100本のバラを持ってプロポーズしようとするゾロリ。ところがバラをうばわれたり閉じ込められたり大ピンチ。
(1)最後のページのほうに、ゾロリのお母さんがかくれているところ。絵が多くて読みやすいです。
(2)今市図書館で借りました。図書館に来たら、絶対にゾロリのシリーズを借りています。全部読みたいです。
(3)おもしろい場面があると笑ってしまいます。
(4)お友達にすすめたいです。
(5)楽しいことです。図書館で本を借りると、帰りの車の中で読んでしまうほど楽しいです。
◆石丸 裕哉(いしまるゆうや)さん(藤原中3年生)
〇三銃士(上)(福音館(ふくいんかん)書店)
アレクサンドル・デュマ 著
[あらすじ]
銃士隊を志願してパリにのぼったダルタニャンは、パリきっての名剣士3人と決闘の約束をするが…。若い主人公が17世紀初頭のフランスを舞台に、恋に剣に大活躍する長編物語。
(1)ダルタニャンが三銃士と共闘し、親衛隊と決闘するところです。
(2)小学4年生の夏休みに藤原図書館で偶然見つけました。普段はあまり行くことはなかったけど、偶然の出会いで、おもしろい本を見つけられました。
(3)ダルタニャンは三銃士になるために、努力を重ねました。それを読んで自分も何かに挑戦したいという気持ちが芽生え、失敗を恐れずにやってみようという気持ちになれました。車が好きで、それに携わることに憧れがあるので、自動車整備士になるという夢をかなえたいです。
(4)夢や目標に向かっている人。失敗を恐れてチャレンジできない人に読んでほしいです。
(5)登場人物の行動や心情に共感することで、価値観が広がっていくもの。
◆稲垣(いながき) ゆかりさん(南原小学校教諭)
〇もう ぬげない(ブロンズ新社)
ヨシタケ シンスケ 作
[あらすじ]
ふくがぬげなくたって、なんとかなる!? 人生の悩みごとは、ヨシタケ流ユーモアでのりこえよう!ふくがひっかかってぬげなくなって、もうどれくらいたったのかしら。このままずっとぬげなかったらどうしよう。でも、なんとかなりそうな気もする…!
(1)上着が脱げなくなった男の子が、そのままの姿で生きていこうと妄想するシーンです。
(2)一緒に担任をしていた学級支援の先生が、朝、子どもたちに読み聞かせをしてくれた時に知りました。
(3)絵がとにかくかわいらしくて、それからヨシタケさんの絵本を読みあさりました。
(4)子どもにも、大人にもおすすめです。
(5)大切な心の栄養でしょうか。
◆齋藤 守(さいとうまもる)さん(今市地域在住)
〇神様のカルテ(小学館)
夏川 草介(なつかわそうすけ) 著
[あらすじ]
栗原一止(くりはらいちと)は「24時間、365日対応」の病院で働く、29歳の内科医。妻・ハルに献身的に支えられ、経験豊富な看護師と、変わり者だが優秀な外科医の友人と助け合いながら、日々の診療をなんとかこなしている。そんな一止に、母校の医局から誘いの声がかかり…。
(1)患者の状態を考慮しながらも、病院全体で希望をかなえ、楽しかったその時を振り返って患者を見守るシーンです。
(2)DVDで映画を見て、原作を読んでみたくなりました。たくさん本を読みましたが、その中で一番泣いた本です。夏川草介さんの本はすべて読みました。
(3)人の優しさ、人に対する思いやりの大切さを改めて実感しました。
(4)孫です。医学生にもおすすめです。
(5)人とつながる優しい心を育むもの(終活を考えているので)。
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