文字サイズ
自治体の皆さまへ

3月は自殺対策強化月間 〜大切ないのちを守るために〜

11/37

栃木県日光市

全国の自殺者数は、平成15年をピークに令和元年まで年々減少していましたが、令和2年以降は増加し、令和4年は2万1、881人となっています。特に3月は、多くの企業の決算期であることや、転勤や転居、子どもの進級・進学など生活環境が大きく変化し、ストレスを受けやすい時期であることから、例年自殺者数が増える傾向があります。
自殺とは健康問題、経済問題、職場や学校、家庭の問題などさまざまな要因が複雑に絡み合い、心理的に追い込まれた末に起こるものです。
死にたいと考えている人も、心の中では「生きたい」という気持ちとの間で激しく揺れ動いており、自殺に至る前に何らかのサインを発していることが多く見られます。

■いつもと様子が違うとき、「ちょっと気にかけてみる」「声をかけてみる」
自殺予防のためには周囲の人の「気づき・傾聴・つなぎ・見守り」が大切です。最近会話が少なくなった、食事量が減った、普段より疲れた顔をしている、突然よく話すようになったなど、身近な人の様子がいつもと違うときには「どうしたの?」とまずは声をかけ、話を聴いてみてください。
また、困ったときには決してひとりで悩まず、家族や友人、職場の上司や同僚など、信頼できる人に相談することが大切です。電話やLINEで相談できる窓口もあります。

◆周囲の人ができる自殺予防のためのポイント
(1)気づき…家族や仲間の変化に気づいて、声をかける
(2)傾聴…本人の気持ちを尊重し、耳を傾ける
(3)つなぎ…早めに専門家に相談するように促す
(4)見守り…温かく寄り添いながら、じっくり見守る

◆主なこころの相談窓口
先の見えない不安や、生きづらさを感じるなどさまざまなこころの悩みを相談できる窓口です。電話だけでなくSNSでの相談もあります。

〇こころの健康相談統一ダイヤル
電話をかけた所在地の都道府県・政令指定都市が実施している公的な相談機関につながります
【電話】0570-064-556(有料)
※栃木県…月曜~金曜日午前9時~午後5時

〇よりそいホットライン
生活上の悩みのほか、生活困窮者などに対する総合的な電話窓口(24時間対応)。
【電話】0120-279-338(無料)

〇こころの相談@とちぎ
不安がある方や悩み、ストレスがある方に対する、LINEアプリを使用した相談
※午後1時~11時利用可能(土曜・日曜日、祝日含む)
※本紙15面の二次元コードから友だち登録が可能

〇こころの耳
働く方やその家族、職場のメンタルヘルス対策に取り組む事業者の方などに向けたサイトです。「働く方」「ご家族の方」「事業者の方」「部下を持つ方」「支援する方」のページがあり、相談窓口やメンタルヘルスなどの情報が掲載されています。

厚生労働省ホームページ「まもろうよ こころ」には、その他の電話やSNS相談窓口が掲載されています。もちろん健康課も相談窓口の1つです。ぜひ利用してください。

問合せ:健康課
【電話】0288-21-2756

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU