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第35号男女共同参画広報『はーとふる日光』(1)

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栃木県日光市

「ひとが人として認めあい、ともに育つ地域社会」

◆女性活躍推進ってなに?
「女性活躍推進」とは、性別に関わりなくそれぞれの状況や希望に応じた生活の実現、誰もが個性と能力を発揮できる社会を目指した取り組みのことです。
固定的性別役割分担意識やアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)などを一因として、仕事や家庭、地域参画などの負担に偏りがある現状を見直すことが求められています。

◆女性活躍推進によるメリット
・性別に関わりなくキャリア形成が可能になることで、「男性は仕事、女性は家庭」のような固定的性別役割分担意識が解消されます。
・男性の長時間労働が慢性化していることの改善や、休暇制度を利用しやすい雰囲気づくりにつながります。
・柔軟な働き方の実現により、女性労働者が増加すれば、男性の家庭における経済的責任の重さも軽減され、仕事以外に時間を使える気持ちの余裕が生まれます。
・家庭やプライベートに充てる時間ができれば、友好な人間関係の構築が望めます。
・人口減少や高齢化に伴う人手不足解消につながります。

◆「女性の活躍」応援プロジェクト
市は、女性が活躍できる社会の実現を進めるため、企業や関連機関などと連携し、「日光市「女性の活躍」応援プロジェクト」を実施しています。今回は、2つのプロジェクトを紹介します。

(1)Smart Work Women Project(スマートワークウーマンプロジェクト)(SW²P(スワップ))
市内在住の女性を対象に、就業や活躍の機会を創出することを目的として、デジタルスキルなどを習得する、デジタルワーク人材の育成を進めています。
講座修了後、受講者は市内でフリーランスのWEBデザイナーなどとして活動し、市内中小企業のデジタル化を促すための事業を行う予定です。フリーランスやテレワークなど、働き方の選択肢を増やすことで、ワークライフバランスが向上し、女性のさらなる活躍が期待できます。

(2)カジュアル家事МEN養成講座(かじかじ)
市内在住の男性を対象に、アウトドアを通して気軽に料理などのスキルや防災に役立つ知識を身に付ける取り組みです。
固定的性別役割分担意識の解消と家事への参加を促し、家庭における女性の負担削減、ワークライフバランスの向上を目的としています。

■「えるぼし認定」の支援
国は、女性活躍を推進する事業所を「えるぼし認定」しています。
市は、包括連携協定を締結している大塚製薬(株)とともに、昨年度から(株)金谷ホテルベーカリーをモデル企業として、女性が健康で安心して働ける環境を整え、市内企業のウェルビーイングの実現や女性の社会進出促進を目指して取り組みを進めています。認定を目指したい、または興味がある事業所の方は市総務課まで問合せてください。

▽認定のメリット
(1)商品・広告・求人票に認定マークの表示ができる
(2)国の機関などの公共調達で優遇措置を受けられる
(3)日本政策金融公庫による融資制度の低金利の利用

■「男女が共に働きやすい職場」の取り組み募集
市内で男女共同参画の推進に取り組む事業者や団体などを表彰します。該当者は「男女共同参画社会づくりフォーラム」での表彰のほか、市広報紙、ホームページなどで紹介します。

表彰例:
・女性の採用、登用および女性の職域拡大に取り組んでいる。
・育児、介護のための休暇などの取りやすい環境づくりをしている。
応募方法:市ホームページに掲載している「応募・推薦用紙」を郵送または窓口に提出してください。後日、取り組み内容について市から聞き取りをします。
※自薦・他薦は問いません。
締め切り:10月31日(木)必着

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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