【祝】姉妹都市盟約50周年 ～八王子市・日光市・苫小牧市～

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都市と都市が友好や親善のために提携を結ぶことを「姉妹都市」といいます。市は、国内3都市(八王子市・小田原市・苫小牧市)、海外1都市(ラピッド市)と姉妹都市の盟約を結んでいます。
このうち国内の姉妹都市である八王子市が、苫小牧市・日光市と姉妹都市盟約を交わしてから今年で50周年です。今回は、全国でも珍しい「3姉妹」都市である、八王子市と苫小牧市を紹介します。

■八王子市(東京都)
旧日光市が昭和49年4月1日に姉妹都市の盟約を結び、平成18年10月1日、新日光市として新たに盟約を締結しました。

◇日光市とのゆかり
八王子千人同心(せんにんどうしん)(江戸幕府の職制の一つ)が長きにわたり、日光山一帯を警備していました。八王子千人同心が解体となる慶応4年は、新政府軍と旧幕府勢との間で戦いが始まり、新政府軍は日光にもやって来ましたが、この時、日光火の番を務めていた千人頭の石坂弥次右衛門義礼(いしざかやじえもんよしかた)が刀を交えることなく新政府軍に明け渡し、東照宮を戦火から救いました。

◇八王子市の紹介
八王子市は、平成29年に市制施行100年を迎えました。平成27年4月に、東京都初の中核市となり、人口約56万人の多摩地区のリーディングシティ、21の大学を抱える学園都市として、発展を続けています。また、養蚕(ようさん)や織物が盛んだったことから「桑都(そうと)」と称されました。桑都の発展を支えた養蚕農家や絹商人は、いにしえから人々が霊山として崇(あが)めてきた高尾山を信仰し、大切に守ってきました。こうした歴史・文化のストーリー「霊気満山高尾山～人々の祈りが紡ぐ桑都物語～」が、「日本遺産」に認定されています。

《DATA》
人口：56万834人(令和6年4月末現在)
世帯数：28万4,189世帯
面積：186.38平方キロメートル

■苫小牧市(北海道)
旧日光市が昭和57年4月16日に姉妹都市の盟約を結び、平成18年10月1日、新日光市として新たに盟約を締結しました。

◇日光市とのゆかり
幕末、八王子千人同心が北海道に渡り、苫小牧市の開拓に従事したという歴史的背景と、アイスホッケーを中心としたスポーツの交流がありました。

◇苫小牧市の紹介
苫小牧市は、北海道の海の玄関口「苫小牧港」と空の玄関口「新千歳空港」のダブルポートを有する、交通アクセスに恵まれた産業拠点都市です。
一方で、ラムサール条約に指定されている、日本を代表する渡り鳥の中継地「ウトナイ湖」や、溶岩ドームを持つ世界的にも珍しい三重式火山の「樽前山(たるまえさん)」があり、豊かな自然に囲まれたまちです。

《DATA》
人口：16万6,164人(令和6年4月末現在)
世帯数：9万1,382世帯
面積：561.58平方キロメートル

■姉妹都市の縁をつないだ「千人同心」
「同心」とは、今でいうと、役所で働く武士のことです。幕府の槍(やり)奉行配下である千人頭10人の下に、組頭100人と同心900人が仕えていたため、八王子千人同心と呼ばれていました。
同心は、江戸時代に二社一寺のある日光を火災や災害から守る役目を担い、その二男・三男が中心となって北海道(苫小牧周辺)の開拓にあたりました。この縁から、姉妹都市の関係を結んでいます。
なお、千人同心の人たちの働きに感謝して、1958年に山内の表参道突き当りに「顕彰之燈(けんしょうのとう)」が建てられました。

■姉妹都市盟約50周年合同記念式典開催!
50周年を記念して、11月に八王子市で式典を開催します。
日にち：11月17日(日)
会場：東京たま未来メッセ(東京都八王子市)
内容：
・記念セレモニー
・ステージパフォーマンス
・子ども☆ミライ会議(小中学生たちによる会議)　など
場内イベント：
・当日限定菓子などの販売
・姉妹都市関連物産店の出店
・体験教室
・スタンプラリー　など

■小杉放菴展ー小杉放菴記念日光美術館所蔵作品を中心にー
姉妹都市盟約50周年を記念して、日光出身の画家「小杉放菴」の展覧会を、八王子夢美術館で開催します。
日にち：11月16(土)～令和7年1月26(日)

問合せ：秘書広報課　秘書係
【電話】0288-21-5133