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自治体の皆さまへ

地域おこし協力隊通信 第89回

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栃木県日光市

《今月のリポーター》
足尾地域集落支援員
生方 陽子(うぶかたようこ)

市は、過疎地域に集落支援員を配置し、地域支援を行っています。
集落支援員とは、集落の「目配り」役として集落の巡回や状況把握などを実施し、集落の維持・活性化に向けた取り組みのサポートを目的とした国の制度です。現在、足尾地域、藤原地域、栗山地域で各1名の集落支援員が活動しています。今回は、令和5年度から足尾地域で活動している生方支援員を紹介します。

私は日光市役所や医療機関での勤務(健康保険、介護保険、年金業務など)経験を生かし、巡回や見守りを主に令和5年度から活動しています。一日の始まりには自身を整え、見守り活動を開始するよう心がけています。

一人暮らしになり、買い物や通院などで生活の不便さを感じながらも、住み慣れた地域で暮らしたいという高齢者の底力に、私自身がパワーをいただいています。また、孤立感や不安感を持ち、生きづらさを感じながら生活をしている人に対しては、「傾聴」を意識して活動しています。

現在、地域住民で結成し、安心して暮らせるまちづくりを目指す、「地域まちづくり協議会(地域連携和楽の郷あしお)」に参加しています。地域の課題を自らの問題として捉えた協議会での話し合いに、地域を支える強い意気込みと熱意を感じ、足尾地域に応じた「まちづくり」に大きな期待を抱いています。

今年度も、地域の実情を考慮しながら、行政と住民のコミュニケーションの活性化を図り、常に何かを感じながら住民と関わり、一人ひとりに合った対応をしていきたいと思います。

さらに、自己啓発やほかの集落支援員との情報共有を通して、いろいろな方向から可能性を見い出し、活動の充実を図って、地域の声を行政につなげる支援をしていきます。

次号では、今年度から活動している2名の集落支援員を紹介します。

問合せ:地域振興課 地域政策係
【電話】0288-21-5147

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