7~8月に行われたイベントなどについてお知らせします
■日光和楽踊り
8月2日(金)、大正時代から続く夏の風物詩「日光和楽踊り」が、古河電工日光事業所(清滝)で開催され、多くの来場者でにぎわいました。
日光和楽踊りは、大正天皇が同事業所の前身「日光電気精銅所」を訪問した際の夜に、大任を果たした従業員が祝宴(しゅくえん)の席で踊ったことが発祥とされています。
会場では、午後7時のサイレンに合わせて事業所内の電飾が一斉に点灯。おはやしの音色が響く中、浴衣姿の来場者が伝統ある踊りや、豪華賞品が当たる抽選会を楽しむなどして、夏の楽しい思い出を作りました。
家族で訪れた千野里美(ちのさとみ)さんは「子どもと楽しい時間を過ごすことができました」と話してくれました。
■扇の的弓道大会
8月4日(日)、中禅寺湖畔で「男体山登拝大祭奉納第63回扇の的弓道大会」が開催されました。
県内外から集まったおよそ1,900名の参加者は、那須与一(なすのよいち)の故事にならい、湖上に浮かんだ約30m先の船上の扇の的を狙って、次々に矢を放ちました。波に揺られ不安定な的に矢が命中すると、観客からは大きな拍手と歓声が上がりました。
■湯西川温泉心かわあかり
7月19日(金)~8月4日(日)の毎週金曜~日曜日に「湯西川温泉心(しん)かわあかり」が開催されました。
7色に灯(とも)る数百個の「やまほたる(LEDボール)」が湯西川の清流に放流されました。川沿いや橋の上には多くの観光客が訪れ、夜の川面を彩る美しく幻想的な空間に酔いしれていました。
■世界遺産建造物修復現場見学andワークショップ
8月6日(火)、「日光の社寺」の世界遺産登録25周年を記念して、市内小学生を対象に世界遺産建造物修復現場見学会・ワークショップが行われました。
参加した子どもたちは、日光社寺文化財保存会の案内で、普段は見ることができない東照宮下神庫(しもじんこ)の修復現場に入り、彩色や漆(うるし)塗り作業に感嘆の声を漏らしました。そして、彩色(さいしき)体験では貝殻を砕いた胡粉(ごふん)などを使い、眠り猫の絵馬を熱心に彩りました。参加した高野聖子(たかのせいこ)さん(今市第三小6年生)は、「普段体験できないことを体験できて貴重な時間でした。特に毎年作業が必要と言っていた、漆塗りに興味を持ちました」と話してくれました。
※写真は、本紙20面をご覧ください。
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