◆国際銅山物語~足尾銅山とクインシー銅山(ミシガン州ハンコック市)~
足尾銅山観光の坑内に入った時、既視感を覚えました。アメリカのクインシー銅山ととても似ていたのです。約9,500km離れているのに、足尾の賽さい銭箱とクインシーの教室以外、見た目はほぼ同じでした。共通点は、どちらにも「不幸中の幸い」の話があることです。足尾銅山は汚染の結果、現代の環境運動へと発展。クインシーでは厳しい環境での労働の末、労働組合が発展しました。展示にはいくつかの違いがありました。足尾では、協調性が強調されていると感じ、坑夫たちの食事風景が目を引きました。一方、クインシーでは、個人の努力が前面に押し出されています。
市国際交流員
ヴァイオレット・ニーダム
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